内容説明
2004年4月の「イラク邦人人質事件」で自己責任を問われた著者・郡山総一郎が、6年間のフォト・ジャーナリスト遍歴を語った一冊。紛争のパレスチナを撮影しようと思い立ち、初めてのカメラ、ニコンF2で“自主訓練”を積んだ後に売却。ニコンF3、ニコンFM2を揃えて現地入りした。その後も機材を買っては売り取材費を捻出、気がつけば立派な「カメラ馬鹿」となってしまった著者が、これまでに使ってきた機種とともに、紛争地・貧困地の取材記録を綴る。
目次
まえがき 僕とカメラと海外取材
きっかけは突然に
「報道ならニコンでしょ」
自主訓練
初取材まであと2か月
憧れの地、パレスチナ
Qサカマキさんとの出会い
就職後即退職、パキスタンへ
自覚
僕とパソコンの関係〔ほか〕
著者等紹介
郡山総一郎[コオリヤマソウイチロウ]
1971年、宮崎県生まれ。2001年から写真取材を開始。同年「イスラエルの現実」と題した写真で、よみうり写真大賞奨励賞を受賞。タイ、フィリピン、アフガニスタン、イラク、カンボジアなどを取材。月刊誌、週刊誌などに写真を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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