出版社内容情報
1972年に国交正常化、日中平和友好条約が結ばれ50年以上が経った現在、日本にとって最大の貿易相手国でもある中国とは、経済的には極めて緊密な関係が形成されている一方で、軍事的緊張は高まりつつある状況と言えます。急速な軍備増強をはじめ、繰り返される中国海警船などによる領海侵犯、戦闘機による自衛隊機への異常接近、そして台湾をめぐる動向も日本にとっての大きな脅威となっています。中国はなぜ挑発的な態度をやめないのか、日中の関係は何故ここまでこじれてしまったのか。さらに、習近平の失政とも言われる中国経済失速という危機は、これまで起きたどんなリスクよりも世界経済に大きなインパクトを与えるとも予想されています。その時、日本にもたらされる影響はどのようなものなのでしょうかーーー
本書は、日中関係の過去と現在、中国の主張や独自の論理、現在の中国の政治や経済、産業やカルチャーについて、そしてこれから日本は中国とどのような関係を築いていくべきか、一般国民が「知る」「考える」きっかけとなるような一冊です。特に専門知識を持たない一般層にとって読みやすくわかりやすい、イラストや図版などのビジュアル要素も多く交えながらの、比較的平易な内容構成および解説が中心となります。著者は“国会王子”の愛称で親しまれ、『サンデージャポン』でもお馴染みの存在だった元TBS記者・武田一顕氏。中国取材歴も豊富(特派員としても赴任経験あり)で、中国通としても知られています。
“国会王子”の愛称でサンジャポでも親しまれてきた名物報道記者・武田一顕
TBSからフリーに転身後、初の著書がついに刊行! 中国通としても知られる
著者ならではの目線で面白くわかりやすく解説する「現代中国のエッセンス」
内容説明
“国会王子”の愛称でもおなじみの元TBS記者・武田一顕。中国通としても知られる著者ならではの視点で解説する、現在の中国が一番よくわかる日本国民必読の一冊!日本にとって最大の貿易相手国であると同時に、安全保障上最大の脅威でもある巨大国家・中国。社会体制や価値観が異なる、近くて遠い国・中国。政治経済から文化まで、現代中国のエッセンスがここに。私たちが向き合っていくしかない中国を正しく知るための書!
目次
第1章 中国の政治体制と習近平政権(中華人民共和国の基礎知識;中国で一番偉い人物は? ほか)
第2章 中国と日本の本当の関係(日中国交正常化;今の日中関係に影を落とす日中戦争 ほか)
第3章 中国の経済事情(大躍進政策と文化大革命の惨状;〓小平による改革開放政策 ほか)
第4章 中国の文化とエンタメ(中国独特の文化・風習 宦官、纏足、科挙;中国の食文化 ほか)
終章 等身大の中国を知り、理解すること(等身大の中国とは;歴史を学び、中国を知る ほか)
著者等紹介
武田一顕[タケダカズアキ]
1966年生まれ。東京都出身。早稲田大学第一文学部卒業、中国文学専修。元TBSラジオ国会担当記者。当時より“国会王子”という異名で知られる。また、『サンデージャポン』の政治コーナーにも長く出演し親しまれた。2023年6月、報道局ニュース編集長を最後に退社。以来、フリーランスのジャーナリストとして活動中。大学在学中には香港中文大学に留学経験があり、TBS在職中も特派員として3年半北京に赴任していた経験を持つ。その後も年に数回は中国に渡り取材を行っている「中国通」でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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