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出版社内容情報
ガンダム、マクロス、エヴァンゲリオン、ヤマト……
SFアニメで描かれた戦争から、現実の国際政治における戦争、
そして来たるべき未来を読み解く!
戦争を経験したことのない世代がほとんどを占める現代の日本では、「戦争」は学校教育や様々なメディアを通じて知るものであり、どこか身近ではない、リアリティの希薄な出来事として捉えられてきたのではないだろうか。しかしながら、ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルとハマスとの軍事衝突をはじめとした戦争、また北朝鮮によるミサイル発射や台湾有事の危機に直面している今、国民の意識も大きく変化しつつあるのではないだろうか。2022年に内閣府が発表した世論調査では、「日本が戦争に巻き込まれる危険がある」とした人は86.2%にも上った。戦争を知らない世代にとっては、過去や他国における現実の戦争を、『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』『新世紀エヴァンゲリオン』といったSFアニメ作品の世界観と重ねることによって感じ取ってきた人も少なくないだろう。
そこで本書では、過去に起きた戦争と現在進行形の戦争、それらを踏まえ、この先どのような未来が予想されるのかについて、数々のSFアニメ作品における戦争観、戦争の様相とともに解説していく。作品の設定や世界観、登場する兵器の特徴、作品放送当時の世界情勢などにも照らし合わせながら、作品自体のメッセージや深みにも触れつつ、あらためて「戦争」について考えるきっかけとなるような一冊としたい。
内容説明
数々のSFアニメ作品で描かれてきた戦争観を国際政治学の視点で独自に読み解く!過去の戦争や現在進行形の戦争に照らし合わせながら、各作品の設定や世界観、戦争の様相、登場兵器について解説する。それらの深淵やメッセージ性にも触れつつ、来たるべき未来、そしてあらためて「戦争」について考えるきっかけとなる一冊。『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』『超時空要塞マクロス』『新世紀エヴァンゲリオン』…etc.特別対談収録、富野由悠季監督×著者。
目次
第1章 SFアニメが描いてきた戦争の「リアリティ」
第2章 国際政治学から見たSFアニメの「戦争」
第3章 SFアニメで描かれてきた戦争
第4章 SFアニメにおける兵器
第5章 SFアニメにおける人工知能
第6章 人気SFアニメにおける戦争
特別対談 富野由悠季×高橋杉雄
著者等紹介
高橋杉雄[タカハシスギオ]
防衛省のシンクタンクである防衛研究所防衛政策研究室長。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。専門は国際安全保障、現代軍事戦略論、核抑止論、日米関係論。日本の防衛政策を中心に研究・発信する、我が国きっての第一人者。ウクライナ戦争勃発以降、テレビをはじめとした様々なメディアで日々解説を行っていた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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