SFアニメと戦争―SF Animation and War

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SFアニメと戦争―SF Animation and War

  • 高橋 杉雄【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 辰巳出版(2024/09発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784777831661
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ガンダム、マクロス、エヴァンゲリオン、ヤマト……
SFアニメで描かれた戦争から、現実の国際政治における戦争、
そして来たるべき未来を読み解く!


戦争を経験したことのない世代がほとんどを占める現代の日本では、「戦争」は学校教育や様々なメディアを通じて知るものであり、どこか身近ではない、リアリティの希薄な出来事として捉えられてきたのではないだろうか。しかしながら、ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルとハマスとの軍事衝突をはじめとした戦争、また北朝鮮によるミサイル発射や台湾有事の危機に直面している今、国民の意識も大きく変化しつつあるのではないだろうか。2022年に内閣府が発表した世論調査では、「日本が戦争に巻き込まれる危険がある」とした人は86.2%にも上った。戦争を知らない世代にとっては、過去や他国における現実の戦争を、『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』『新世紀エヴァンゲリオン』といったSFアニメ作品の世界観と重ねることによって感じ取ってきた人も少なくないだろう。
そこで本書では、過去に起きた戦争と現在進行形の戦争、それらを踏まえ、この先どのような未来が予想されるのかについて、数々のSFアニメ作品における戦争観、戦争の様相とともに解説していく。作品の設定や世界観、登場する兵器の特徴、作品放送当時の世界情勢などにも照らし合わせながら、作品自体のメッセージや深みにも触れつつ、あらためて「戦争」について考えるきっかけとなるような一冊としたい。

内容説明

数々のSFアニメ作品で描かれてきた戦争観を国際政治学の視点で独自に読み解く!過去の戦争や現在進行形の戦争に照らし合わせながら、各作品の設定や世界観、戦争の様相、登場兵器について解説する。それらの深淵やメッセージ性にも触れつつ、来たるべき未来、そしてあらためて「戦争」について考えるきっかけとなる一冊。『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』『超時空要塞マクロス』『新世紀エヴァンゲリオン』…etc.特別対談収録、富野由悠季監督×著者。

目次

第1章 SFアニメが描いてきた戦争の「リアリティ」
第2章 国際政治学から見たSFアニメの「戦争」
第3章 SFアニメで描かれてきた戦争
第4章 SFアニメにおける兵器
第5章 SFアニメにおける人工知能
第6章 人気SFアニメにおける戦争
特別対談 富野由悠季×高橋杉雄

著者等紹介

高橋杉雄[タカハシスギオ]
防衛省のシンクタンクである防衛研究所防衛政策研究室長。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。専門は国際安全保障、現代軍事戦略論、核抑止論、日米関係論。日本の防衛政策を中心に研究・発信する、我が国きっての第一人者。ウクライナ戦争勃発以降、テレビをはじめとした様々なメディアで日々解説を行っていた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

126
戦後の日本人は戦争は悪だと学校で教えられたが、戦争には単純に正邪を決められない事情があるとSFアニメから学んだ。まさにその世代にあたる国際政治学者が、特に大きな影響を及ぼしたヤマト、ガンダム、マクロス、エヴァを中心に再検討していく。著者の立場上当然だが、兵器やメカより戦争の意思決定を担う政治のあり方が中心となる。様々な設定や立場や人間関係にある国や組織の指導者が決断を下す姿は、視聴者の子供への政治教育となった。明確な結論はないが、絶望論に陥らないアニメを知る人が戦争指導者となれば影響は計り知れないだろう。2024/11/02

無重力蜜柑

15
防衛省に勤める学者が自身の専門からSFアニメを考察するという変わった本。ドンピシャの内容だったのですぐさま買って読んでしまった。安全保障研究で有名な筆者だがかなりのアニメファンでもあるらしく、ガンダムやイデオン等のオッサン向け(失礼)アニメだけでなくフリーレンやSAOアリシゼーション編といった新しいタイトルまで言及されていて驚いた。そういう研究者が存在する時代なのか、と。とはいえ考察の中心はヤマト、ガンダム、イデオン、マクロスあたりで、特にガンダムが宇宙世紀とアナザーガンダム双方から何度も例が引かれる。2024/09/27

おやぶたんぐ

10
こちらも防衛省防衛研究所に所属する(防衛政策研究室長だそうである)著者による“戦争”を論じた一冊。何と言ってもアニメで描かれた戦争をテーマにしているのが大きな特徴だが、その際に現実の戦争と一緒くたにするようなことはしていない。現実とのギャップを明快に指摘し、飽くまで商業作品として割り切ってみるべきだとした上で、できるだけ肯定的に論評しているのが読みどころだと思う。例えば、どのアニメ作品でも政治的意思決定の描写が乏しく、多国家間の関係(システム)論も出てこないことを指摘しつつ(以下コメント欄)2025/03/23

メロン

10
国際政治チャンネルというネット番組で取り上げられていたため購読。著者の高橋先生はウクライナ関係でよくテレビ出演していたり小泉先生と同じくらい知名度を得ていたが、現職の都合で専門の安保・国際政治関連の発信を控えている。そんな中アニメファンとしての立ち位置から著された本書は、専門家の見地とアニメファンからSFアニメを語っている。宇宙戦艦ヤマトから最新アニメまで数々の作品が出てくるので、その守備範囲にまずは驚かされると共に日本アニメが描ききれない戦争の政治部分の描写が極めて希なことへのしてきなど興味深く読めた。2024/09/23

さとまる

9
SFアニメが描いてきた戦争の「リアリティ」やそこで描かれる戦争や武器の現実度合いについて、大のアニメファンでもある国際安全保障のプロである著者が読み解いていく。しかしあくまでも「フィクションと現実の戦争は別物」というスタンスの上で、フィクションの戦争で現実の戦争を知った気にならないよう警鐘をならすための本なので「ここがダメ」のようなスタンスでは無い。著者はほぼ同世代なので、視聴作品も似通っていてわかるわかるとなってしまった。2024/09/20

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