出版社内容情報
“自称認知症”が増加中!
でもそれ、ただの退屈ボケならスマホで治ります。
新時代のらくらく脳活を脳の専門医がお教えします!
約1万人の患者を診てきた脳神経内科医が近頃感じるのは、
「デジタルを使いこなしているシニアは元気」だということ。
つまりは、シニアはスマホで元気になれる!
この本では、これを医学的根拠に基づき、やさしく丁寧に解説します。
著者のクリニックには、「物忘れがひどい」「やる気がでない」と、
日々シニア患者が診察にやってきます。
でも先生によると、そのほとんどは“自称認知症”だといいます。
歳をとれば脳は萎縮し、記憶力・集中力・忍耐力は衰えて当然。
だから、退屈していると脳はボケてしまうのです。
ですが、加齢に伴って上がる能力もあることがわかってきました。
そこで活躍するのがスマホ。
デジタルの力を活用して刺激ある新たな体験を増やし、
記憶力など歳を重ねたことによる衰えを補えば、
脳はどんどん活性化します。
「スマホ依存」という言葉が流行し、
「デジタルは心身に悪そう、よくない影響がありそう」
というイメージがあるかもしれませんが、それは若者に限った話。
なぜなら、今は、
人類史上はじめてシニア世代がデジタルを手にした時代だからです。
本書では、デジタルを使いこなすことで、
90歳、100歳になっても元気でいられる方法をお伝えします。
1日でも若い今日から、らくらく脳活をはじめましょう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mint☆
77
スマホは使いすぎると良くないという印象があるけど、シニアのスマホは健康にいい、という今までの概念を覆すこの本。約1万人を診てきた脳神経内科医がデジタルを使っているシニアほど元気だということに気付く。年齢を重ねると無気力・無関心になっていくことが多いけど、スマホを使って新しいことに触れドーパミンが出て元気になる。 物忘れしたならスマホで検索すればいい。「退屈」が脳をボケさせてしまうというのはわかる気がする。年寄りがスマホなんてと思ってる人もこれを読めば納得すると思います。#NetGalleyJP2024/06/14
Humbaba
2
デジタルデバイスと高齢者は相性が悪いと思われがちである。しかし、実際には最近のデバイスはインタフェースの研究が進み、直感的に使えるようになってきているものが多い。また、覚えるのが困難になりがちな高齢者ほどスマートフォンによって補助を受けて覚えることを外部化するというのは効果的でもある。知らないからと言ってむやみに遠ざかるのではなく、使えるところをどんどん使っていけば生活の質も上がるし、若返りもはかれる。2024/11/05