出版社内容情報
いま、アナログレコードの人気が再燃中!
その深遠なる世界を専門店店長が徹底解説
内容説明
ディスクユニオン店長兼バイヤーが水先案内人。レコード天国(地獄?)へようこそ!超ディープな人気WEB連載が待望の書籍化。
目次
オリジナル盤の魔力と美品の見分け方
各国盤のススメ―所変われば、音変わる
ロック界最大のレア盤を探せ!
聴けば分かる溝に深く刻まれた特濃サウンド
ヴィニール・イズ・ゴールド―レコードは資産です
初見殺しの難解専門用語解説
個性全開のジャケット・アート
封印されし没ジャケットの醍醐味
シュリンクの奥に潜む危うさとは?
サブスク愛用者に送る独自ジャケのあれこれ〔ほか〕
著者等紹介
山中明[ヤマナカアキラ]
レコード・バイヤー/ライター/エセ漫画家。1979年生まれ。神奈川県出身。2003年より(株)ディスクユニオン所属。バイヤーとしてレコードを追い求める日々の傍ら、レコード文化の発展に寄与すべく各種媒体にてコラムや漫画を執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
20
昔かなりのCDもってましたが、結婚引越子供ができてまた引越で、子供大きくなって部屋作らないといけなくなってそのたびに売っていったので、ほぼなくなったりと。お金の問題もありますが、なかなか家庭持つとコレクションということはできなくなります。しかし、嫁に言わせると何でもゴミになるな。2023/08/23
hideo
15
ジャズはオリジナルのこだわるコレクターが多いように思いますが、ロックもそんな感じになってきましたね。深みにはまると大変な沼地のような世界。私も欧州盤ほかそこそこ購入していましたが、そのころは全くきにしていませんでしたが、クリムゾンの「太陽と戦慄」のオリジナルを聴いたときは「なるほど」と思いました。2023/06/18
MASA123
9
図書館の新刊本。著者は40代のレコードバイヤー。ジャズ喫茶でレコードを聴いた世代とかではないので、オーディオ的な見識は無く、骨董的にレコード盤に対してのマニアックなこだわりや見識を書かれている。コレクターではなくてバイヤーという視点が、ちょっと他の趣味本ではみられない。コレクターの蘊蓄ではないので、コレクション愛を感じられない、どこか、さめた感覚で書いている、ビジネスライクというか。 「飽くなきコレクター諸氏は、また新しい蒐集ポイントを探求しているのです・・・」という著者の言葉がいいね! 2023/06/30
のりのり🍳ぽんこつ2𝒏𝒅
7
レコードバイヤー目線での薀蓄が興味深い。スピンドルマーク(穴に付いた擦れ)で盤の来歴を読むとか。YESのFragileに船なしジャケットがあるなんて!カバー(塩ビ)の選び方とか、縁あり/なしとか、ウンウンこだわりたくなるね。自分のおこづかいで買ったレコードがある世代、すぐにCDの時代に突入したからオンタイムで買ったレコード枚数はCDほど多くないけど、「持ってるぞ感」を感じさせる大きさ、アートワークを味わい尽せるのが好きで最近もあえてアナログ盤で買うこともある。渋谷タワレコのアナログ盤のフロアも面白いよね2023/08/05
qoop
4
レコードコレクターズ・ガイドの中級以上編といった趣き。マトリクスについての章では〈天国への階段にして地獄への扉〉と題されているが、こうした視点に貫かれていて、どこまで深入りするか/止めておくかを常に問われ続けるような読み心地になる。悦楽と苦痛という両儀を備えるコレクションの性格をよく伝えるという意味では普遍性があり、そうしたつもりで読むならば間口の広い本だとも言える……訳はないかやっぱり。2023/07/22