内容説明
事物はささやきそれぞれの物語がたちあがる。BTSのリーダー、RMが投稿した話題の韓国エッセイ!スケッチブックにつづられた「あらたな視点」をもたらす言葉たち。
目次
1 植物の時間(カタチあるものとカタチないもの;ボール ほか)
2 20個の単語(主語がない世の中;名前について ほか)
3 芸術家たちに恩恵を(芸術家が消える方法;ふたつの壁 ほか)
4 庭のある家(重力;木曜日まで ほか)
著者等紹介
アンギュチョル[アンギュチョル]
1955年、ソウル生まれ。ソウル大学美術学部で彫刻を学ぶ。その後、美術雑誌の記者を経て、ドイツのシュトゥットガルト美術大学に留学。帰国後は韓国芸術総合学校で教鞭をとり、美術家としても本格的に活動を始める
桑畑優香[クワハタユカ]
翻訳家、ライター、早稲田大学第一文学部卒業。延世大学語学堂、ソウル大学政治学部で学ぶ。「ニュースステーション」のディレクターを経てフリーに。多くの媒体に韓国エンタテインメント関連記事を寄稿。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kana
20
BTSのリーダーが著者にサインを求め、SNSに投稿したことから話題沸騰したという前評判を聞いて。翻訳がすばらしいのもあると思いますが、世界と、言葉と、真摯に向き合う著者の謙虚な姿勢が、静謐な文章の全ての部分に宿っていることが感じられる、美しいコラム集。本棚に入れて、好きなフレーズを折に触れて読み返したい。《時間との競争に、また負けた。(略)がむしゃらに走り続けているにもかかわらず、いつも時間のほうが先にゴールするのだ。(略)わたしはこの競争をあきらめない。苦杯を喫した経験を胸に刻み、次は必ず勝つつもりだ》2022/07/30
ミーコ
5
作者の視点にハッとさせられる。 ナムさんが好きなの、なんとなく分かります。 直角の話で、作者は気難しい方なのかなと思ったけれど、 1ミリにこだわる事も大事ではある。 小さいものや声なきものへの優しい視点が好き。2022/01/16
たなべそら
5
韓国の美術家によるエッセイ。各編の前後に描かれている素朴なスケッチがとても味わい深い。エッセイを読んでいると、身の回りで起こることについて、作者が真摯に向き合っていることが伝わってくる。と同時に、自分がどれだけ無頓着なのかにも気づかされる。一つ一つの文章は短いが、哲学のように少し難しく感じる表現もあれば、理解しやすい表現もある。物事についてじっくりと考えることが好きな人におすすめ。夜が長くなっている今、温かい飲み物をお供に、このような本をゆっくり楽しむのもいいかもしれない。#NetgalleyJP2021/11/24
Isuke
2
BF。BTSのリーダーRMがSNSで紹介した本とのこと。文章の組み方なのか、ゴツゴツした印象であまり読むスピードが上がらなかった。内容もあまり私には響かなかった。作品の雰囲気は好きです。2024/01/12
ケンジ
2
美術家、芸術家の頭ん中ってやっぱ変っていうか、ぶっ飛んでるんだなって思った それをさらに翻訳してるからか読みにくい読みにくい けどハッとさせられる言葉や文章は幾つかありましたので良かった。2022/02/06
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