内容説明
ロングセラーの私家版が待望の書籍化。猫との暮らしの心がまえみたいなものを、11のテーマに沿ってエッセイ、短歌、イラストで綴ってます。
目次
二十年
去勢・避妊
名前
期待
いたずら
複数飼い
室内飼い
魅力
外の猫
心がけ
別れ
著者等紹介
仁尾智[ニオサトル]
1968年生まれ。猫歌人。1999年に五行歌を作り始める。2004年「枡野浩一のかんたん短歌blog」と出会い、短歌を作り始める。短歌代表作に『ドラえもん短歌』(小学館文庫)収録の“自転車で君を家まで送ってたどこでもドアがなくてよかった”などがある。『猫びより』にて「猫のいる家に帰りたい」、『ネコまる』にて「猫の短歌」を連載中
小泉さよ[コイズミサヨ]
1976年東京都生まれ。おもに猫を描くフリーイラストレーター。『猫びより』の連載「猫のいる家に帰りたい」では絵を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
71
猫歌人の方が書かれた猫本。絵と言葉に癒やされました。幸せは前借りであり猫を看取った時に返済となるって言う言葉、響きました。これは猫だけでなく家族にも言えるかな。2023/05/13
ぐっち
22
【キャッツミャウブックス本】猫に関する短歌風の詩とイラスト。猫のことをよく見てる。「入ってた袋のほうでじゃれる猫僕の選んだおもちゃをよそに」人間の子供と一緒だな。成長、猫との生活、最後まで飼う責任、そして看取り。今は飼えないけど心します。2023/02/11
ミツツ
21
愛らしい絵と猫を慈しむ短歌に何でか泣けてくる。猫を迎える時にはいろいろと覚悟をしているけど考えすぎて泣けてくる。2021/11/15
宇宙猫
14
★★★★★ 「猫びより」に載っている短歌を 毎回たのしみにしている歌人の仁尾さんの本。猫の様子や飼っている人の気持ちを よく表している歌は、心に沁みる。淡い色合いのイラストが優しさを咥えている。2022/05/14
coldsurgeon
7
猫と暮らすとすれば、気を付けなければならないことが記されたエッセイ。猫との暮らしで得られる穏やかさ、温かさ、面白さ、心身への柔らかさという幸せの数々は、全部返済義務のある前借り。前借した幸せを返済する方法が、猫を看取るということらしい。昔、猫と暮らしていたころを思い出し、温まる。2024/03/05