内容説明
猫の短歌。世界初の猫歌人・仁尾智。13年間の連載がついに単行本化!
著者等紹介
仁尾智[ニオサトル]
1968年生まれ。猫歌人。1999年に五行歌を作り始める。2004年、短歌を作り始める。猫たちと妻と同居中
小泉さよ[コイズミサヨ]
1976年東京都生まれ。おもに猫を描くフリーイラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
90
著者の仁尾智さんは、猫歌人。 保護猫の世話を長年してらしゃいます。 猫を保護したり、預かったり、譲渡したり、看取ったり…たくさんの猫と関わってきた著者だからこそ生まれた愛おしい歌とエッセイ。 そして、小泉さよさんのたくさんのイラスト。イラストを眺めているだけでも気持ちがゆったりと、くつろいできます。 この本の短歌やエッセイを読んだり、イラストを眺めると、猫好きは幸せになれます。2023/08/21
みゆ
80
猫の短歌に短いエッセイとイラストが付いた本。歌人はたくさんの猫の保護&里親探しをしてきた御仁。多頭飼育アルアルに(゚ー゚)(。_。)ウンウン!連発。愛らしさに癒されるのも一緒、看取りの辛さ、別れの寂しさも一緒。両方ひっくるめて、やっぱり猫が好き(=^x^=)2021/08/31
アナーキー靴下
66
保護猫たちと暮らす仁尾さんの猫短歌とエッセイ。小泉さんのイラストも雰囲気とマッチしていて、優しくほのぼの、そしてちょっと泣ける本。たくさんの猫たちとの出会いと別れを経験している仁尾さんの眼差しはひたすら温かく、切ない。命に対する真摯な向き合いかた。笑顔でお別れなハッピーエンドを何度も何度も繰り返しているようなものだし、本当に優しさと強さと美しさを持っている人なのだと思う。のびのびとした猫の話は「わかるー!」だし、話ぶりの穏やかさに「うちの子はー…」と言いたくなってしまう雰囲気。重みが幸せなのは本当に同意。2021/03/31
kei302
58
猫歌人の仁尾智さんの本。短歌(?)と猫イラストレーター:小泉さよさんの絵。しあわせ・ほのぼのする。帰るたび「どなたですか?」と嗅ぎに来る(ハハハ)/好きなとき好きなところで好きなだけ寝る猫が すきだらけで好きだ(猫になりたい)/九つの命とともに暮らしています。(そうだよね・・しみじみ・・)NetGalleyJP2020/10/21
なる
48
猫の日なので。タイトルの通り猫への愛に溢れている優しい短歌が多く収録されている。最初あまりにも穏やかな歌が並びすぎて、ぶっちゃけこの人に期待していた個人的な作風のイメージと差があって戸惑った。けれど短歌と一緒に添えらえるエッセイを読んで行くと少しずつ視点が変わり、途中からある種の「さびしさ」みたいなのが作中に垣間見えるようになって、根本がずれていないことに気づいて自分の不明を恥じることになった。猫に限らず。動物と一緒に暮らしている人に読んでほしい本です。2021/02/22
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