出版社内容情報
著者・角皆尚宏氏が自らの足で全国を巡り撮りためてきた膨大なフォトライブラリーをもとに構成する木造校舎を通して郷愁に浸れる一冊
角皆尚宏[ツノガイタカヒロ]
内容説明
気品ある美しさと人間味。「木の学び舎」の記録。かつて不登校だった若者が、全国各地の木造校舎を訪ね写真に収めてきた。その数、15年間で1200校余。彼の旅はまだ終わらない。
目次
プロローグ―懐郷への誘い(花輪小学校;浦里小学校 ほか)
時代でみる木造校舎(明治初期;明治中~後期 ほか)
あの頃過ごしたあの空間(教室;廊下 ほか)
木造校舎のある風景(春;夏 ほか)
その後の木造校舎(木造校舎とのお別れ;生まれ変わった木造校舎 ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
89
私自身は木造校舎で学んだことはない。しかし市内には当時平屋建ての木造校舎があり、遠足に行き観たことがありました。既に使用していない講堂を覗いたりして新設されたばかりの自分の校舎との違いを思い、小学生なのにノスタルジックな気分になったっけ。木造校舎の本は2冊目ですが、学校内の備品や校庭の遊具などこれまた懐かしく楽しめました。各学校の守り神の金次郎像には笑わせて貰いました。色んな表情の金次郎、楽しかった!木造校舎が安全性を考え解体されるのは仕方ないけれど、再利用されてるものも多くて嬉しく感じました。2017/07/30
yomineko@猫と共に生きる
61
何という味わいの深い校舎の数々。ほとんどが廃校、閉校になっている中、平成になって木造で建てられた校舎があると知って本当に嬉しくなった😊私が一瞬通っていた小学校も木造。あの独特のにおいがまだ頭の中に残っている。そしてみんな大好き人体模型とホネホネ模型!!!いいですよね~木造って。2023/10/25
涼
58
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/10/post-91e5dd.html なつかしい景色があります2021/10/28
しのぶ
50
自分の通っていた小学校を懐かしく思いながら読了。自分が通っていた小学校は確か創立が1910年頃だった。読んでいる間に記憶の中から教室や踊り場や廊下、手洗い場など校舎の匂いを思いだす。2018/05/23
ぶんこ
42
コンクリート造の小学校に通学していたので、趣きのある学校、木の長い廊下と窓、そして校庭。いいなぁ。と言いつつも母校も良かったので、読んでいて色々と思い出せて嬉しかったです。時代別に紹介されている写真を見て、明治・大正の頃の小学校の素晴らしさに驚きました。なんて品格のある佇まい。将来をつくる子供たちへの愛情と熱意が感じられます。2019/10/04