内容説明
ツール・ド・フランスを最下位で完走した者に与えられる称号「ランタン・ルージュ」。最下位で駆け抜けた男たちの熱いドラマ!
目次
第1章 ランタン・ルージュ第一号
第2章 生き残りを懸けて
第3章 マイヨジョーヌの始まり
第4章 反抗者
第5章 イギリスチームのツール初出場を陰で支えた男
第6章 ランタン・ルージュ、坂を登る
第7章 アシストが見せた矜持
第8章 トロフィー
第9章 クラシックレースの覇者
第10章 墜ちた英雄
第11章 スプリンターとして、ランタン・ルージュとして
第12章 兄から弟へ引き継ぐ赤い灯
著者等紹介
レオナルド,マックス[レオナルド,マックス] [Leonard,Max]
ライター、アマチュア・サイクリスト
安達眞弓[アダチマユミ]
宮城県出身。外資系メーカー広報を経てフリーの翻訳者に。英語のほか、フランス語の金融、マーケティング分野の翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サトシ@朝練ファイト
24
ランタン・ルージュにスポットを当てたツールの一裏面史2016/02/14
redbaron
12
ロードレースという特殊な狂争。チーム№1の彼をいかに黄色ジャージを着せるかに狂想し、時には他チームと協奏しあいながら強壮なアシストが競走し、競争し、役目を終えれば静かに集団から身を引く。現在のツールには敗者はいないと思う。赤い後尾灯の彼らの想いがどんなものだったか、感じられる一冊。でもちょっと読みにくい…かなw2015/08/10
LNGMN
8
3週間にも及ぶ世界最大のロードレース「ツールドフランス」は、その過酷さから完走だけでもプロ選手としては充分なキャリアの1つだ。その完走者の中から最下位に与えられる称号がランタンルージュで、100年にも及ぶツールの歴史の中から最下位獲得者の姿を追う本書は、獲得までの数奇な過程だけでなく、人生にも例えられるロードレースの不思議な魅力も描き出す。筆者自身が完走を諦めたコースにもう一度挑戦し、「ランタンルージュ」を獲得するエピローグは、自転車の魅力をピュアに示していて、とても美しい。2019/08/07
最後の羅針盤
7
今日も走って来た。40km、500mのホームコースだけど、走り出すまでは自分と戦いだった。なので、気分は敗者じゃない。記録は散々だけれども。2016/07/18
ケニオミ
7
肉体と薬物の極限に挑戦するツールについて読むの好きなんだけどね。今回はいただけませんでした。勝者を扱うのは簡単なんですが、敗者を扱うのは、その人、あるいはその人にまつわる出来事が魅力的でなければダメですね。まだほんの1章しか読んでいませんが、その1章が退屈で読むのをあきらめました。ツールよ、また会おう!2015/07/20