出版社内容情報
従来、コンピュータで計算をする場合には、「数値解析処理」という方法を使い、プログラムを組む前に、一度、人間が手作業で式を整理しておく必要があり、厳密解を得ることが困難でした。
それに対し、「数式処理ソフト」は、入力された式に含まれる変数や演算子・関数の意味を理解した上で、可能な範囲で代数的な規則に基づく厳密な処理を施します。
「Maxima」は後者の数式処理ソフトに分類されるもので、インターネットからダウンロードして無料で利用できる「オープンソース・ソフト」です。
本書では、数学の教科書で扱われるような基本的な問題について、「Maxima」を用いて途中の計算から厳密解の導出まで一貫して処理します。さらにはプログラムを活用してその過程を積極的に自動化して、大人だけでなく、中高生でも簡単に数学とコンピュータを融合することができます。
内容説明
「Maxima」は、無料で利用できるオープンソースの「数式処理ソフト」で、入力された式に含まれる変数や演算子・関数の意味を理解した上で、可能な範囲で代数的な規則に基づく厳密な処理を施す。本書では、数学の教科書で扱われるような基本的な問題について、「Maxima」を用いて途中の計算から厳密解の導出まで一貫して処理する。さらにはプログラムを活用してその過程を積極的に自動化することで、大人だけでなく、中高生でも簡単に数学とコンピュータを融合することができる。
目次
第1章 導入
第2章 Maximaのインストール
第3章 Maximaの基礎
第4章 数学の基礎
第5章 数学の発展的内容
第6章 プログラミング実践
著者等紹介
河西つかさ[カワニシツカサ]
静岡県出身。神戸大学大学院博士後期課程修了。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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