出版社内容情報
市販キットではない「オリジナルロボット」を設計し、1万円の予算で、面倒な「機械加工」なしに制作します。
制作するロボットは身長15cm。全12関節、各種歩行や起き上がり動作が可能な、乾電池駆動の2足歩行ロボットです。
本体と回路の設計には、フリーソフトの「Fusion 360」「Kicad」を使用。
ソフト開発には「Arduino IDE」を使用します。
フリーソフトを使って二足歩行ロボットを自作。ロボットやコンピュータに興味がある高校生、大学生、またはロボットを自作してみたい大人にお勧めです。
内容説明
身長15cm、全12関節、歩行・起き上がり、乾電池駆動―「オリジナル・ロボット」の設計から組み立てまで!
目次
第1章 仕様検討(全体の構成;メカ系の仕様 ほか)
第2章 メカ設計(Fusion360の準備;RCサーボのモデリング ほか)
第3章 基板設計(KiCadの準備;回路設計 ほか)
第4章 ロボットを組み立てる
第5章 ロボットプログラミング(サーボの角度調整;ロボット動作プログラム ほか)
著者等紹介
中村俊幸[ナカムラトシユキ]
東京工業大学生産機械工学科卒業。電機メーカーにて製品開発・設計に従事の後、ロボットの研究開発に携わる。2014年より(株)ミューズ・ロボティクスを設立し、大手玩具メーカー向けの開発支援や教育用ロボットキットの開発などを行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vinlandmbit
31
図書館本。Fusion360とKiCADを用いてロボットを基板レベルから作る流れを簡潔に分かりやすく解説してくれています。初学者に最適だと感じました。2022/03/01
Jiemon
3
この本一冊で軽くホビーで二足歩行ロボットを作るのはそう簡単ではないが、フリーのソフトを使って手順が説明されているのでやる気があれば十分楽しめると思う。AutodeskのFusion360 3DCADは一度は使って見たいと思っていたCAD。今は亡きグーグルのスケッチブックに仕様がよく似ている。回路系ではKiCADを使っているが、敢えてAutodeskのEagleCADを外したのは、初心者にはKiCADの方が使い易いからなのだろうか。2020/10/08
Koki Miyachi
1
ここには予算1万円で作れる二足歩行ロボットの作り方が詳細に紹介されている。基盤設計からプログラミングまで。サーボも自作するなんて。こういう本を読んで何でも作ってしまう少年少女が増えることを期待してしまった。2020/11/08