内容説明
「Web」「ネットワーク」の肥大化はとどまることを知らない。情報通信システムは、世界にくまなく張りめぐらされ、膨大な数の人々が、さまざまな目的で利用している。本書は、「Web」や「ネットワーク」とは何か、どのように使われ、どのような意味をもつかを、最新の情報に基づいて分析している。
目次
第1章 「Web」と「ネットワーク」における「情報」(「情報」;アナログとデジタル;複製技術とオリジナル;符号化と圧縮)
第2章 「Web」と「ネットワーク」の仕組み(ネットワークの基本;インターネットの基本;サーバとデータベース;放送ネットワーク;無線LAN)
第3章 「Web」と「ネットワーク」の活用(HTMLとハイパーリンク;「インタラクティブ」と「リアルタイム」;ブログとソーシャル;アフィリエイト;セキュリティ)
著者等紹介
瀧本往人[タキモトユキト]
1963年生まれ。信州大学・大学院を修了(哲学、社会学を専攻)。現在、いくつかの大学で非常勤講師を勤めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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トルネードG&T
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独自解釈と事実誤認が散見される。独自解釈に関しては標準的ではないというだけで初心者向けの本でなければ問題なかったとも言えるが、事実誤認に関してはどうしようもない。どうも筆者は哲学・社会学の出身であるようだが、根本的にWebとネットワークの本を書く資質に疑問符が生じる。度々挟み込まれる哲学の話題はむしろ理解を阻害している上、参考文献に哲学書と自分の著書だけを挙げるのもいかがなものか。せめてタイトルは変えるべきである。2016/07/02
Matsui Kazuhiro
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技術的な話もあるが,メインはWebとネットワークがもたらしたことなど,読み物のように読めてしまう.節毎に内容に対して関連する本が挙げられているが,それも技術の本というよりかは哲学書が挙げられていることからもこの本の特異性が表れていると思う.#952014/03/23
瀧本往人
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本書は、IT技術書というよりは、「技術哲学」書であり、技術の「意味」を問いかけており、類書がない。http://ameblo.jp/ohjing/entry-11498273897.html2013/02/26