内容説明
インテリア・デザイン会社を経営するエリザベスは、妹シアーシャが育児放棄のため甥のルークの面倒を見ている。エリザベスと同居している6歳のルークは、放埓な母親と父親の生き様に対するかのように、規則正しい、几帳面な生活を送る毎日だったが、ある日、アイヴァンという不思議な男が現れる。年恰好はエリザベスと同じぐらいの、ルークと友だちというアイヴァンが、エリザベスのかたくなな心を少しずつ開かせていく。ベストセラー『P.S.アイラヴユー』の著者が贈る感涙の恋愛ストーリー。
著者等紹介
アハーン,セシリア[アハーン,セシリア][Ahern,Cecelia]
1981年、アイルランド・ダブリンで、アイルランド首相バーティ・アハーンの娘として生まれる。2004年に出版された処女作『P.S.アイラヴユー』(小学館文庫)が42ヵ国で500万部以上出版され、映画化された
川端麻祐子[カワバタマユコ]
1977年東京に生まれる。慶応義塾大学卒業後、出版社で編集者として活躍。フリーランスの執筆家に転向後、映画やラジオドラマの脚本として『Bridge』(2004年加納周典監督)、J‐WAVEラジオドラマ『夢で逢えたら』など数々の作品を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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珂音
9
アル中で育児放棄の妹に代わり甥ルークを育ててるエリザベス。そのルークに秘密の友達が出来た。ルークにしか見えない友達。誰もいない空間に向かって話しかけるルークに戸惑うエリザベス。6歳のルークが誰より大人に思えた。2010/10/17
livres
1
Cecelia Ahern のお話は好き。原書を読んだのはずいぶん前で、内容を忘れていたので、改めて楽しめました。人生は楽じゃない。だけど、エリザベスとルークとシアーシャは、私とは比べ物にならないくらい愛情に飢えている。だから、アイヴァンが必要なんだね。見えないお友達が本当にいたらいいのに。そしたら、訪ねて欲しい人がいるんだけどな。2010/09/30
ゆみ
1
なんか切ない終わり方な雰囲気がじわじわきてて、やだなぁ・・・。いや、嫌なわけじゃないけど。切なくてもハッピーエンドだといいな。なんで、エリザベスにアイヴァンが必要なんだろう・・・。なんとなくしか分からないので下巻が楽しみ。2010/02/19
青い向日葵ෆ*
1
アル中であり育児放棄した、13歳年下の妹に代わり6歳の甥ルークの母親代わりをする几帳面なエリザベス。己が愛情なく育った為、育児に悩むキャリアウーマンのエリザベスだが、ルークにやがて見えない友達が出来て困惑する。題からして、お化け的かと思いきや違う分野の描写で新しく新鮮。続きは下巻で。2009/08/30
luna piena
0
だいぶ前にお客様から頂いた本。サクサク読んで、上から下へ。しかし誤字脱字が多いな。2011/11/18