Qros(キュロス)の女

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  • サイズ B6判/ページ数 340p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062187213
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

新米芸能記者がスクープを狙い、謎のCM美女の正体を探ろうとすると、それらしき人物に遭遇! 軽やか、かつミステリアスな新境地作

「謎のCM美女」の正体は? 

芸能記者、ブラック・ジャーナリスト、そしてヤクザも!?
ネット情報に踊らされながら、思惑が交錯し、驚愕の結末へ。

「週刊キンダイ」芸能記者の矢口慶太は、CMで話題沸騰中の美女「Qrosの女」の
正体を探るが、核心に迫る情報を得られない。
ようやくCMで彼女と共演した俳優・藤井涼介のネタを仕入れたので、
先輩記者の栗山にサポートしてもらい、藤井の自宅を張り込む。
すると「Qrosの女」とおぼしき人物を発見! それは偶然? それとも仕組まれた罠? 

著者メッセージ ――初めての「幸せな嘘の物語」――

今回はズバリ「芸能界」と「週刊誌」です。
なんとなく面白そうでしょう? 
これがまた、予想外に楽しく書けたのです。いや、本当に。
ぜひ誉田初の「幸せな嘘の物語」をお楽しみくださいませ!
                        ――誉田哲也

予測がつかないものばかりの誉田さんの作品の中でも、その極みがこれ!!
大垣書店イオンモールKYOTO店 辻香月さん

さわやかで幸せな読後感! 虹色の表現をする著者の新境地!!
MARUZEN名古屋栄店 竹腰香里さん

緻密に練られたストーリー展開と、すっきりした読後感に大満足! 
ブックスキヨスク新大阪店 伊藤昌至さん

解決に至る過程に、この本の面白さが詰まっています!
誉田さん、また凄い小説を書いてくれました!!
MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店 中村優子さん

リアルな雑誌スクープの世界が描かれるとともに、
ネットの怖さに改めて気付かされる。
書泉グランデ 近藤茂樹さん

深読みする読み手を、いとも簡単かつ鮮やかに裏切ってくれました!
アバンティブックセンター京都店 松岡佑実さん

【著者紹介】
1969年、東京都生まれ。学習院大学卒業。2002年に『妖の華』で、第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞しデビュー。2003年に『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。『ストロベリーナイト』や『ジウ』で新しい警察小説の担い手として注目をされる一方、『武士道シックスティーン』をはじめとする「武士道」シリーズでの青春小説など、ジャンルを超えて人気を集めている。近著に『幸せの条件』『ブルーマーダー』『ドンナ ビアンカ』『増山超能力師事務所』などがある。

内容説明

「週刊キンダイ」芸能記者の矢口慶太は、CMで話題沸騰中の美女「Qrosの女」の正体を探るが、核心に迫る情報を得られない。ようやくCMで彼女と共演した俳優・藤井涼介のネタを仕入れたので、先輩記者の栗山にサポートしてもらい、藤井の自宅を張り込む。すると「Qrosの女」とおぼしき人物を発見!それは偶然?それとも仕組まれた罠?芸能記者、ブラック・ジャーナリスト、そしてヤクザも!?ネット情報に踊らされながら、思惑が交錯し、驚愕の真相へ。

著者等紹介

誉田哲也[ホンダテツヤ]
1969年、東京都生まれ。学習院大学卒業。2002年に『妖の華』で、第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞しデビュー。2003年に『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiro

236
誉田さんの作品ということで身構えたが、帯の‘さわやかで幸せな読書感!虹色の表現をする著者の新境地!!’ということで、安心して読み出す。柏木夏美シリーズでも扱った‘芸能界’と‘週刊誌’を、まったくキャラクタが違う芸能記者の矢口と栗山、ブラック・ジャーナリストの園田、そしてQrosの女の四人の視点で描く。途中の伏線が、きちっと最後のどんでん返しにつながり、軽めだったが楽しく読むことができた。また、柏木夏美シリーズの夏美とルイのちょっと登場したり、「芸能人は歯が命」など、誉田さんのサービスも楽しかった。2014/02/14

えむ

170
Qrosって何?思わず辞書を繰りましたが、載っていません。この本で登場するブランド名なのですね。マスコミものなのですが、少し話題になったCM美女が週刊誌に狙われ、ネットに晒される。事件を起こした一般人が週刊誌に取り上げられ、全てを晒されるのに似ています。一方で、そういう週刊誌を求める人がいる。私は新聞の週刊誌広告で終了なんですけど。この本、誉田さんは楽しく書けたそうですが、私がイメージする誉田さんとは少し違う。まあ、ジャンルが違うと仕方がないかな。2015-102015/02/11

タックン

143
芸能界にまつわる話だし誉田さんの話だからもっとグロイかと思ったら意外と軽く読めた。謎のCM美女を巡るサスペンス仕立て・芸能界・マスコミのブラックな展開だったのに最後はハッピーエンドっぽく終わってよかったな。ちょっと綺麗に終わり過ぎな気もするが・・・・。でもやっぱネットは怖いな。嫉妬は怖いな。男だから謎のCM美女と栗山の妹は気になるなあ(笑)2014/03/02

Yunemo

140
始まりはミステリアス、終わりは平凡。こんな感覚っていいですね。ネットに脅かされる生活、自身に生じたらと思うとやりきれません。偶然が引き起こす栄光と堕落、実際にもどこかで有るんじゃないかな!こうした背景のもと、それに抗う女性を描き、周りを曲者が囲む、なんかこの状況設定にも好感を覚えるのです。爽やか感が持続したまま読了。著者が自ら言う「幸せな嘘の物語」に完全にはまった感覚、狙い通りの結果なのでしょう、と一人で納得。2014/01/03

saba

139
誉田さんの新刊楽しみにしてただけにちょっと物足らず、残念。ネットの書き込みについては現代の大きな社会問題の一つで恐ろしいですね。夏美とルイのエピソードにはクスッとした。誉田さんはやはり姫川シリーズのようなドキドキできるような作品を期待したい。2014/02/09

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