内容説明
レットがスカーレットと初めて会話を交わした日から一年が過ぎた。南北戦争を商機に貨物船の船長として暗躍するレット。アシュレーへの想いが叶わず、腹いせに結婚したスカーレットはすぐに戦争未亡人に。二人はチャールストンの舞踏会で再会する。一方、戦争激化の中、不本意な結婚をしたレットの妹・ローズマリーを不幸が襲う。
著者等紹介
マッケイグ,ドナルド[マッケイグ,ドナルド][McCaig,Donald]
『Jacob’s Ladder』で数々の賞を受賞。同作品はマイケル・シャーラ賞南北戦争小説賞、バージニア図書館賞小説賞を受賞。マーガレット・ミッチェル財団より『レット・バトラー』の執筆を指名された
池田真紀子[イケダマキコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜長月🌙@読書会10周年
52
第2巻は南北戦争直前のアメリカです。北部による海上封鎖は始まっており、ロシアによるウクライナの小麦輸出阻止のような状況です。レット・バトラーは水先案内人に黒人のボノーを選び、大勢の白人の志願者を断っています。また、世間から冷たい目を向けられている高級売春宿との関わりも真の正義を貫く精神が見られます。語り手がレット・バトラー自身であるためその心のうちでどんなにスカーレットを想っているかが明らかになります。2024/10/10
うさぎ
17
前半はレットが後見人になってた男の子のことがわかって嬉しかったけど、後半は…酷評の理由が理解できた。スカーレットを疑ったことなど1度もないメラニーが…私の知ってるメラニーじゃない…最後の急展開についていけない💦戦争の最中、夫の元から出て行ったと思ったら、突然(それまでほったらかしてきたのに)夫に何故か突然会いに行って、更に戦争中に幼い子供を置き去りにするローズマリーの行動が全く理解できない…いやもう悪いけどこのラストの展開はローズマリーのせいでしょう💭もっとレット・バトラーの心情とか描かれてると期待してた2023/11/27
青葉麒麟
8
レットとスカーレットの丁々発止のやり取りが存分に楽しめるかなって期待してたのに、少なくてがっかり。南北戦争の戦況の様子が細かく書かれてるけど、興味ないからどうでもよい感じ。冒頭の地図も改めて見る気がしない。う~ん、何だか期待外れだなぁ。2014/05/05
ますみ
4
★4★2024/10/24
ありん
3
「風と共に去りぬ」と同様に話が進むが、レットバトラー中心なので、その家族にも話がいく。妹ローズマリーはスカーレットを好んでなかったと思うが、この本の中ではまだ嫌いではない。ローズマリーが夫以外の人を愛し、不幸に思ってた中で夫と娘との家族にもう1度戻りたいと願った夜、北軍の爆撃で娘を失う。 歴史に翻弄され、悲しい思いをする人がたくさんいる。2021/05/23