内容説明
今から97年前、力士たちは協会に対して賃上げを要求したが、これが受け入れられないと見るや、明治44年1月場所初日の取組を拒否。これが、大相撲史上初のストライキとなる新橋倶楽部事件であった。ほか、破天荒な男たちが巻き起こすスキャンダルの数々。ここ100年、土俵の内外で起こった怪事件36。
目次
第1章 大相撲新団体設立
第2章 1世紀前にあった大相撲ストライキ
第3章 外国出身力士によるトラブル
第4章 世間を騒がせた疑惑の(?)大一番
第5章 トラブルも横綱級!?
第6章 相撲部屋お家騒動
第7章 土俵に上がりたがる女性
第8章 八百長報道と大相撲
第9章 協会大激震
著者等紹介
荒井太郎[アライタロウ]
1967年東京都杉並区出身。フリーライターとして相撲の取材を中心に、プロレスや野球関連本にも寄稿。落語、ジャズ、ロックなどにも精通している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
17
大相撲のスキャンダルや内紛がまとめられています。かなりディープな話も多いですが協会の偉い人や親方たちも相撲一筋の人が多いため一般常識とかけ離れた感覚になり勝ちなのはしょうがないのかなと思いました。また著者は女性が嫌いなのだろうなと感じました。2021/12/23
のびすけ
4
角界で起きた騒動やスキャンダルの数々、平成20年(2008年)の時津風部屋新弟子死亡事件あたりまでが集録されている。この本の出版後、大麻問題、野球賭博問題、八百長問題が立て続けに発覚し、角界を大激震が襲う。2019/10/25
杉のんきー
0
こういうゲスい本面白い。知らなかった事件もあったけど、知りたかった事件についてほとんど網羅されていた。2013/02/02