内容説明
福島原発25キロ圏内南相馬。福島第一原発水素爆発後、150人が取り残された「大町病院」に入り命がけの救援活動をした男たちの全記録。
目次
2011年3月12日深夜栃木県宇都宮市~郊外の山中
東日本大地震発生当日 2011年3月11日大阪
東日本大地震発生から2日目 2011年3月12日 東京~相馬
東日本大地震発生から3日目 2011年3月13日相馬中村神社
東日本大地震発生から4日目 2011年3月14日東京
東日本大地震発生から5日目 2011年3月15日東京
東日本大地震発生から6日目 2011年3月16日相馬市
東日本大地震発生から7日目 2011年3月17日相馬中村神社
東日本大地震発生から8日目 2011年3月18日相馬市役所
東日本大地震発生から9日目 2011年3月19日大町病院
東日本大地震発生から10日目 2011年3月20日大町病院
東日本大地震発生から11日目 2011年3月21日大町病院
ドキュメント3・11 FUKUSHIMA
著者等紹介
植田正太郎[ウエダショウタロウ]
1969年東京生まれ。高校卒業後、日本大学法学部へ進学。2006年NPO法人・日本スポーツアカデミー理事長。現在、(株)産商インターナショナルホールディングス代表取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
16
理屈ではなく身体が動く。そこに人としての価値を改めて感じる。1人が1人ができることを実践する。それだけで何かが変わる、と信じます。2012/03/07
プレイン
5
震災後10日間の相馬を中心としたボランティアのドキュメンタリー。本書前半は筆者の自己満足風の記述に嫌気がさしたが、後半の大町病院の話は、これまでの報道では知ることがなかったボランティアの活躍があったことを知り感銘を受けた。やっぱり非常時に冷静な判断で統制の取れた行動が出来るのは自衛隊しかいないこと改めて実感した。2011/08/20
せいら
2
メディアでは報道されなかった福島での救援活動を描いたノンフィクション。この本を読んで、ボランティアもせずにただ復興を願っていただけの自分を恥じました。テレビを見ては「あっちの人は大変ね」なんてまるで遠くの世界の話をしているように言っていた自分。その裏では原発のリスクを冒してまで活動を行っている人がいたのです。あの日から3年と半年がたった今でも、私たちにはまだ課題が山ほどあります。一人では非力でも、たくさん集まると大きな力となります。まだまだ、人手は必要なのです。2014/09/02
bombo9196
1
ドキュメンタリーなので客観的記述を期待しない方がいいです。とはいえ、1人の目線から見た被災地の状況はよくわかると思います。2013/09/24