内容説明
ルイーズとなかまたちは、昔ながらのウェブスターさんの店で売られているお菓子が大好き。でも〈ウェブスターズ・スペシャル〉という新商品を手にいれようとしてたてた計画が狂いだして…。ルイーズたちが直面した、お菓子のようには甘くない手におえない現実とは。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
❁Lei❁
22
少し希望が見えたような気がして、次の瞬間絶望の淵に立たされる。そんなような話が、やはりクセになります。ようく肝に銘じておきたいことは、たとえ機械だとしても罵る言葉は禁物だということ。ポンコツだと馬鹿にしていると牙を剥く。2017/10/04
つばめ
15
シリーズ6巻目。結構自業自得系が多いシリーズの話の中、本巻は理不尽かつ抗いがたい不気味さと恐怖のある内容でした。特に、3話目の狂気の機械は、落雷で家電製品が駄目になっただけかと思いきや、意思を持って兄妹に襲いかかる。普通に生活してただけなのに、悪意のある「何か」に命を脅かされるのは御免だなあ。2018/08/31
くろり - しろくろりちよ
6
真夜中の図書館の館長、ニック・シャドウが集めた選りすぐりのおそろしい物語、6冊目。非行少女グループが目を付けたお菓子屋さんで大暴れの末待っていた<スペシャル>なおしおきは「口は災いのもと」口封じ。祖父の家の片付けを手伝っていて見つけたのは古いボードゲーム「グッドラック・バッドラック」意志を持ったゲームが齎す幸運と災いの行き着くゴールは。新しい車とナビを買った家に雷が落ちたあと、電荷製品は「狂った機械」に…ナビケーションされる目的地は。無機物が生きているかのように振舞う現代の怪談、ほど悪い後味を、どうぞ。2013/06/08
dotkawahagi_bk@だいたいホラー小説しか読まない
5
ルイーズは過激な事をするエマとつるんでいた。軽犯罪を犯すエマに閉口していたが、自分に危害が加えられることを恐れ、何も言えずにいた。しかし、ある日ルイーズはその選択を後悔する事になった。 *** ニック・シャドウシリーズ第6冊目。今回のキーワードは帯にあるように「罰」。今までの5冊は帯が付いていても何がキーワードという記載はなかったのだが、今までの本にもキーワードがあったのかもしれない。読んでいくと、罰を受けるのは自業自得といえる話、確かにルール違反ではあるがそこまで?2021/04/18
いちごプリン
3
今回も、ものすごくこわかった!。最後の話が、とにかくこわかった!2015/10/11
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- 和書
- 随筆 李花抄