政治家の品格、有権者の品格

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  • サイズ B40判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784777108923
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0030

内容説明

今、日本の危機に対応するには、本当の意味で日本の将来にわたる国益を第一に考え、その信念を国政の場で実践できる品格ある政治家が不可欠である。メディアはこぞって「政治が悪い」「政治家が悪い」と報じる。私はそれだけのせいだとは思わない。コモンセンスを持たない、私利私欲やブームで一票を投じる品格なき有権者が、政治家の品格を貶めている。本書は、マスを相手に情報を売る新聞、テレビといったメディアには伝えられない真実に踏み込んだ。

目次

第1章 政治家の品格
第2章 これから求められる政治家像(政治家の真価を問われるもの;李登輝のリーダーシップ)
第3章 有権者の品格(民主主義は必ず堕落する)
第4章 特別対談 良い政治家と悪い政治家(三宅久之氏;金美齢)(良い政治家と悪い政治家;媚びない時代の政治家・吉田茂 ほか)
第5章 あなたの一票が日本を救う(一票の重み)

著者等紹介

金美齢[キンビレイ]
1934年台湾生まれ。1959年に留学生として来日、早稲田大学第一文学部英文学科に入学。同大学院文学研究科博士課程修了。その後、イギリス・ケンブリッジ大学客員研究員、早稲田大学文学部講師などを経て、JET日本語学校校長を務める。現在、同校理事長。評論家。2000年5月~2006年5月、台湾総統府国策顧問。台湾独立を願い、日台の親善に努め、政治、教育、社会問題等でも積極的に発言。テレビ討論番組などの論客としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あちゃくん

41
この本の主張とは反するけど有権者に品格は必要なのかな?というのが読み終えて思ったことでした。ポビュリズムとか批判されても政治のことをよく知らなくてもまずは投票に行くこと、それが大事なんじゃないかな。有権者にウォッチされていると政治家が感じられていることが政治家の品格を上げ、正のスパイラルが生まれる気がしています。2022/06/19

みやざき しんいち(死ぬまでにあと1,000冊は読みたいんだ)

5
都知事選だなぁと思って読んでみた。改めて政治家の品格とは有権者の意識レベルのことを言うのだと思った。強い信念はないかもしれないけど、下馬評に流されず共感できる人を探すことは大事だ。そして一票を投じた政治家のその後の動きもしっかり見なければ、政治がファン投票に流れてしまうのだと思った。2014/01/25

Sakie

4
ずばりタイトルのとおりである。政治家って何者だ。有権者ってどうすればいいんだ。わからないから読んでみた。いや、与えられた権利は行使してきたけれど、いつも疑問に思っていた。読んで良かった。メディアは余程注意深く選別しないと、無責任な毀誉褒貶に鼻づら引き回されて、愚かな有権者にされてしまう。祖国を奪われた経験を持つ金さんの言葉は重く、私を叱咤する。施政者は有権者が選ぶもの。政治家は成ってゆくもの。そして国家はずっと安寧とは限らない。台湾のことももっと知りたい。2014/06/19

ZEPPELIN

3
三宅先生亡き今、唯一の論客である金先生。その三宅先生との対談が載っているのも嬉しい。政治家が有権者の代表であるということは、代表がだらしなければ代表されている側も同様ということである。やはりマスコミを過信してはならないし、ポピュリズムの政治を許してはいけない。価値のない参議院だからと、ただのタレントに投票する人は恥ずべきである。それでも、あれだけ橋下バッシングをマスコミが繰り広げた中で、橋下市長を誕生させた大阪市は有権者の意地の現れであると思うし、今後も同様の例が出てくることを期待したい2014/06/23

sakase

1
お茶の間ジャーナリスムの無責任。大衆迎合。 2014/02/05

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