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遠くの空に消えた

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784777106950
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

知ってるかい?蜂は航空力学的に言えば、飛べる構造じゃないらしいんだ。なのに、実際は飛んでるだろ。なぜだと思う?蜂は飛ぼうと思ったから飛べたんだ。待っていても奇跡は起きない。それなら自分たちの手で起こそう。

著者等紹介

行定勲[ユキサダイサオ]
1968年8月3日、熊本県生まれ。1997年、『OPEN HOUSE』で長編劇場映画初監督。第2作『ひまわり』(2000)は第5回釜山国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞し、演出力のある新新鋭として期待を集める。『GO』(2001)では日本アカデミー監督賞をはじめ数々の映画賞を総なめし、一躍脚光を浴びる。その後『ロックンロールミシン』(2002)、『Jam Films/JUSTICE』(2002)を手掛け、『きょうのできごとa day on the planet』(2003)、『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004)、『北の零年』(2004)、『春の雪』(2005)などの作品でヒットメーカーの地位を不動のものとする。2006年に先鋭的映像レーベル“グラスホッパー!”とのジョイントベンチャーで企画/プロデュースレーベル“セカンドサイト”を設立

益子昌一[マシコショウイチ]
1968年9月28日、栃木県生まれ。ニューヨーク大学院を卒業後、松竹に入社。退社後、映画『ひまわり』(2000、行定勲監督)でプロデューサーを務め、同監督作品の『贅沢な骨』(2001)、『きょうのできごとa day on the planet』(2004)などの脚本を執筆。2005年には、お笑い芸人の内村光良監督と映画『ピーナッツ』の脚本を共同で手がけた。2006年、連続ドラマ『少女には向かない職業』の脚本、オリジナル小説『時間泥棒』を八溝カラスのペンネームで出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夏紀

17
【知っているかい?蜂は航空力学的に言えば、飛べる構造じゃないらしいんだ。なのに、実際蜂は飛んでいるだろ。なぜだと思う?蜂は飛ぼうと思ったから飛べたんだ。】冒頭のこの言葉に惹かれました。この話は立場とか立ち回りとか自分の役割とか色々考えさせられて、本を読み終えたときにその答えが出たわけではないのに、心が軽くなる、そんな話でした。やろうと思っただけで立ち止まってる自分がいたけどちょっと挑戦してみようかなと背中を押されました。映画のノベライズということもあってか小学校の国語みたいで読みやすかったです。2017/05/07

帽子屋

7
奇跡を待たない子供たちがいい。よくある映画は子供たちがどうしようもないくらい困ったことにぶつかると都合よく奇跡が起こって「めでたしめでたし」になるのだが、この作品では「黙っていても奇跡は起きない。だから自分たちで起こす」と正面から行動に起こす子供たちがいきいきと描かれている。大人の都合や周囲の偶然を頼らない、自分たちの守りたいものは奇跡に依存せず自分たちで守る。かっこいいなあこの子達。文章が稚拙だったのが難点かな。でも子供向けだかわざとこんな書き方に……ないか。うん。2015/01/10

しん

3
再読。奇跡は起こそうとして起きるものだと教えられた。そうして起こった奇跡は意図せぬもっと大きい奇跡を連れてくる。言い尽くされた言葉のようだが、人と人との出会いは本当に奇跡だ。2022/04/25

anxi

0
仕事2008/08/18

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