目次
巻頭グラフ
1 沼尻鉄道線の形成
2 沼尻鉄道線の性格と沿線
3 鉄道線の設備
4 列車の運転
5 車輌と輸送発達の概要
6 車輌各論
7 日本硫黄沼尻鉄道の終焉
8 日本硫黄沼尻鉄道に関する報告
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
8
硫黄は原油の精製の過程の副産物として発生するため、わざわざ鉱山から採掘するよりもはるかに安く調達できる。従って、沼尻鉄道の貨物輸送は「不必要になってくる」。尤も、それだけが会社の突然の事業停止の理由だけではないが、過疎地において鉱山需要がなくなると一気に鉄道が傾く典型例でもある。冬のスキー輸送需要は季節限定であるため、一年を通じた安定性がない。やはり、沼尻鉄道も消えるべくして消えた鉄道なのだろうか。資本力の小さなローカル私鉄は、決して現代だけではなく、いつの時代も「危機にある」のだ。2025/11/24
えすてい
6
RM Re-Libraryも既に40巻目だという。その40巻目は日本硫黄沼尻鉄道部という、またまたマニアックな軽便鉄道である。青木栄一らしいフィールドワークに基づいた記録だ。戦後も残存した軽便鉄道の中で、沼尻鉄道は硫黄という好物輸送がウェイトを占めDCの牽引する混合列車が主力だったこと。沼尻鉄道名物ガソ101はあくまで「サブ」扱いのようだ。仙北鉄道から譲渡されたボギー気動車はわずかな期間で終わった。突然の営業停止後資産保全を通知する組合の貼り紙の写真があり、会社の経営はそれほど危なかったのだろう。2025/11/20
ねこたべ
0
私の父が当時この鉄道を利用していた話を聞いていたため、以前から気になっていた本。 父と懐かしく読みました。父曰く、走る速度がとにかくトロく、当時の曾祖母と一緒に走って追いつける程度。キセル乗車している人もいたみたいです。 今の猪苗代にも当時の遺構はありますが夢の跡です。2026/01/02




