目次
生き延びた明治・大正
郊外電車の時代
活躍する戦前派
路面電車最後の輝き
カラフルエイジ誕生
新時代への模索
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
6
RMライブラリーでフルカラーは非常に珍しい。大抵は表紙のみカラーで残りは全てモノクロ、たまに巻頭にカラーグラフ付があるのもあるくらいだ。この本はもともと原著呀RMライブラリー50巻目を記念し、特定を車両や事業者にスポットを当てるものではなく1950年代の光景の記録に特化した内容。だからこそ、超絶マニアックすぎる車歴とか一切なく、写真自体も車両を知るものではなく時代の記録を見るもの。だからこそ値段は張ってもフルカラーに意義がある。またReライブラリー20巻目というものもあるし。昭和レトロ懐古である。2024/01/04
えすてい
5
過去の秀逸作2~3巻を一冊にまとめたものではなく、過去の一冊スペシャル版をそのまま復刻したものだ。昭和20年代後半から30年代の車両の記録。国鉄私鉄関係なく、また1958年のアジア鉄道首脳者会議(ARC)で展示された車両も載っている。国鉄では旧型国電を中心に、80系全金属車体300番台のカラー写真があり、私鉄では小田急SEを筆頭に高性能車の兆しもある。路面電車は都電中心。ローカル私鉄はまだSL混合列車やミキストも残り、木造車体の「電車型客車」や電車廃車体も掲載。後者は実車資料として重宝してたそうだ。2023/12/27