内容説明
アールエムライブラリー44・95復刻版。
目次
国鉄暖房車のすべて(客車暖房事始め;昭和23年までに登場した暖房車;スヌ6850形とオヌ6880形の炭水容量増加工事;連合軍に接収された暖房車;暖房車の改番について ほか)
特別職用車―占領の落とし子 薄命の歴史(特別職用車の登場;スヤ1(スヤ51 1)本庁用
マヤ2(マヤ47 1)本庁用
マヤ3(マヤ57 1)本庁用
スヤ4(スヤ39 1)本庁用 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
7
暖房車も特別職用車も絶滅して長い年月が経っている。今では存在すら知らない鉄道ファンも少なくないだろう。「客車」に分類されながら、一般の旅客や荷物・郵便物を運ぶことはなく、暖房車はいかにも貨車みたいな外観で冬季限定運用、特別職用車はお偉方の視察用。一般客には「縁のない」車両であった。それだけに鉄道ファン、ことに旧型客車ファンの、ネットワークを駆使した地道な資料収集や生き残った車両の改造後の現車調査などでRMライブラリーに綴られ、2巻纏めてリバイバル。こんな旧客あったんだと新しく知ることばかりである。2023/11/27
えすてい
6
特別職用車は昭和20年代に早くもその役目を終えて、他の事業用車や営業用車両(客車・荷物車)に改造されてき、改造された車両には特別職用車の面影が全くないものも少なくない。面影が残されている車両では、展望席が唯一の感じだ。保健車に展望車か。保健車も国鉄時代で全廃になっているが、今だったらプライバシーの観点から展望車はタネ車として使うことはありえないだろうな。他人の診察まで丸見せだった時代にはプライバシーのプの字も想定してなかっただろうね。2023/12/08
えすてい
4
毎月発売のRMライブラリーは高く積み上げられていたが、これは何故か残り少なくなってた書店があった。超絶マニアックすぎる車両(※もといRMライブラリーだからそうなんだけど)だが、現車を知る人がほぼ皆無な中そんなに一気に売れたのだろうか。2023/11/27