目次
2 私が出会った後の下電(1973(昭和48)年7月の初訪問
1985(昭和60)年11月の訪問
瀬戸大橋開通、そして全廃へ)
3 施設・駅(沿線概要;停車場・停留場)
4 車両(蒸気機関車;内燃動車;電車;客車;貨車)
5 今日の下電(下津井電鉄株式会社;廃線跡の今)
感想・レビュー
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えすてい
9
下巻は部分廃止後と全線廃止・車両概略・廃線の今を纏める。部分廃止から瀬戸大橋開通と全廃で結局観光路線としても生き残れなかったが、軽便の電気鉄道としては先進的だった。電化当初からHL制御を採用しMMC制御装置編成もあったとか。2000系メリーベル号はHL制御・SIV・電気指令式ブレーキと軽便電車としては当時最新鋭の技術を導入したが3年足らずでお役御免。ところで、軽便の小さな車体故160cm台の著者もかぶりつきにはかがまなければならなかったそうだ。廃線跡は自転車道として整備され保存車両も綺麗に残されている。2020/12/23