出版社内容情報
RMライブラリー;RM LIBRARY;白帯
目次
1 白帯車とは
2 試験車(ヤ)の白帯車
3 工作車(サ)
4 救援車(エ)
5 配給車代用車
6 工作車代用車
7 検重車控車
8 救援車代用車
9 操重車控車
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
10
白帯を巻く、すなわち、事業用とその代用の貨車の特集である。しかし、著者あとがきにあるように、集めた写真は古典客車(※明治時代製造の客車)の改造車に想像以上に蚕食されてしまい、本書に掲載したのは10分の1もないようだ。確かに、白帯貨車は老朽化した貨車が多く事業用客車以上に早々と姿を消したものが大半。また、明治時代の2軸客車や国鉄初の気動車キハニ5000改造の救援車なども載っていて、これは貨車の本なのか改造客車の本なのかと惑わされたりも。配給車は形式が纏められゲテモノが少なかったためか面白みに欠けると述べる。2023/11/01
やまほら
2
不定期刊になって初、4か月ぶりのRMライブラリーは、昨年の「黄帯」に続く「白帯」。事業用として代用された営業用貨車で、159点の写真で紹介されている。「すごい本」と言っていいだろう。確かに「配給車代用」と書かれた貨車なんて、以前は普通にありましたな。この著者の最近の著作で見られるのだが、客車の形式で「(ヤ)400形」とか括弧がついているのとか、形式の右上に「M44」と上付き文字で書かれているのとかは、判例の解説が必要だと思う(後者は推測できるけど)。2019/08/10