出版社内容情報
歴史のはざまに消えていった後世に語り継ぎたい鉄道の姿を、当時の写真と詳細な解説とともにご紹介しています。国鉄の列車近代化・高速化が大きく進められた昭和43年10月ダイヤ改正(通称“ヨンサントオ”)では、貨物列車の高速化も図られた。しかし、当時の貨車のなかには、構造的に高速走行に適さないものも多く残っていた。これらの貨車はヨンサントオ以降、運用が制限されたため、識別する意味で車号記号に「ロ」の符号が冠され、車体には黄色の帯が巻かれた。また、北海道内に運用が限定されたものについては「道外禁止」に標記がなされたのである。
本書では貨物列車のスピードアップの歴史から、ヨンサントオへの具体的施策、黄帯貨車の改番、標記、分類につづいて各形式を解説する。
吉岡 心平[ヨシオカ シンペイ]
著・文・その他
目次
総説
有蓋車
有蓋緩急車
鉄側有蓋車
冷蔵庫
無蓋車
長物車
土運車
コンテナ車
車運車
大物車
タンク車
水運車
ホッパ車
石炭車
石炭緩急車
車掌車
雪かき車
検重車
試験車
職用車
工作車
救援車
操重車
控車
著者等紹介
吉岡心平[ヨシオカシンペイ]
特定非営利活動法人貨物鉄道博物館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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