出版社内容情報
歴史のはざまに消えていった後世に語り継ぎたい鉄道の姿を、毎月ワンテーマずつご紹介していきます。1926(大正15)年、鉄道省初の半鋼製電車が誕生した。デハ73200形、後のモハ30形である。以後、改良を加えつつ、様々な仕様の電車が続々と増備され、現在に続く関東、そして関西の電車運転の基礎を築いていった。しかし、太平洋戦争の戦局が悪化してきた1944(昭和19)年、戦時型モハ63形が登場し、その系譜は途絶えることとなった。
本書はいわゆる更新修繕?IIによりグローブ型ベンチレータへの取り換えが行われる以前の、昭和20年代後半、原型に近い姿で活躍していた時代の戦前型国電に焦点をあて、既刊の内容も含めて3巻に分けて紹介する。上巻では30系とその改良型たる31系、そして横須賀線用の2扉車32系を収録する。
長谷川 明[ハセガワ アキラ]
著・文・その他
目次
旧型国電の生い立ちと変遷
1 30系(30系の特徴;30系の基本形式と改造形式;30系の配置)
2 31系(31系の特徴;31系の基本4形式;31系の改造等 ほか)
3 32系(32系の特徴;32系の基本形式;32系の改造と動き)
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