目次
1(美しい火事;白鼠;梅酒作ろう ほか)
2(ユーモアの夕もや;うずまき;光はりはり ほか)
3(倒木;馬追;たこたこ ほか)
著者等紹介
久永草太[ヒサナガソウタ]
1998年宮崎市に生まれる。2016年第6回牧水・短歌甲子園準優勝。2023年連作「彼岸へ」で第34回歌壇賞、連作「右のおなかが痛いねえ」で第23回心の花賞を受賞。獣医師免許取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はんぺん@ヒト×コト読書会
6
久永草太さんの第一歌集。タイトルにもなっている一首を何度も繰り返し声に出して読んだ。「命」という漢字の成り立ちから、生きることは食べることという本質を描き出す独創性。そして、生きるために他の命をいただくという営みを肯定しつつも、その連続性の中に今日もこれからも身を置きつづけることの重みに心を揺さぶられる思いがした。 獣医学部で学び、獣医師として現場で命に向き合う過程で生まれた歌には、動物や自然を通じて命の選別や循環といった多角的な視点が織り込まれている。2025/01/19
仁藤
1
「わたし死んだらあんたの家に湧く蠅に生れ変って林檎を探す」89点2024/12/23
Nene
0
ものすごく短歌の上手い人だ……。ユーモアもあり、魅力的な作者なのだろうと思う。2025/06/08