内容説明
鑑定士・中島誠之助が、俳句でつづる趣味と粋の世界。珠玉の俳句と随筆36篇。
目次
キモノ―常磐津や立見の席もお正月
和食―揚げたてを口で転がす蕗の薹
メジロ―桃を挿す備前溢れて地震止まず
早春の旅―着陸を告げる小窓に山眠る
音楽―白指の鍵盤をゆく春の闇
美の音―ベルサイユ花に埋もれつ花の無き
山荘暮し―山荘の梢に今日も青葉木莵
鵠沼―鵠沼や枕に響く土用浪
生物部―水ぬるむいずれが夫や山椒魚
帽子―ウインドに映して直す夏帽子〔ほか〕
著者等紹介
中島誠之助[ナカジマセイノスケ]
1938年東京生まれ。古美術鑑定家。戸栗美術館理事。東洋古陶磁器の魅力を世に広める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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