俳枕・草枕・腕枕

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  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784776812487
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

鑑定士・中島誠之助が、俳句でつづる趣味と粋の世界。珠玉の俳句と随筆36篇。

目次

キモノ―常磐津や立見の席もお正月
和食―揚げたてを口で転がす蕗の薹
メジロ―桃を挿す備前溢れて地震止まず
早春の旅―着陸を告げる小窓に山眠る
音楽―白指の鍵盤をゆく春の闇
美の音―ベルサイユ花に埋もれつ花の無き
山荘暮し―山荘の梢に今日も青葉木莵
鵠沼―鵠沼や枕に響く土用浪
生物部―水ぬるむいずれが夫や山椒魚
帽子―ウインドに映して直す夏帽子〔ほか〕

著者等紹介

中島誠之助[ナカジマセイノスケ]
1938年東京生まれ。古美術鑑定家。戸栗美術館理事。東洋古陶磁器の魅力を世に広める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

華形 満

2
なんでも鑑定団でお馴染みの著者作。本作は骨董鑑定士ではなく俳人としてのエッセイ集。流石に昭和世代の”粋”を身に着けておられて、それが文節の随所に表れていて嬉しい。ひとつひとつの俳句の良し悪しは流石に私には「鑑定」出来ないが、上手くエッセイと絡んでいるのが編集の妙なのだろう。あとがきに「これが私の最後の随筆集」と言っておられるが、そんな事を言わずに、体をお大事に次作も期待してます。2016/06/26

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