炸叢書
歌集 木々の韻律

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  • サイズ B6判/ページ数 193p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784776812074
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0092

目次

秋の過ぎゆく
白き六花の
薄暮
夕風親し
文月渇けり
秋の色成す
背黄青
石段
昼の瞬
白く渦巻く〔ほか〕

著者等紹介

佃佳子[ツクダヨシコ]
昭和25年北海道網走郡津別町生れ。55年「北方短歌」に所属、後に退会。平成3年「炸」に所属。8年「中部短歌」に所属、後に退会。16年「風の会」に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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田中 綾

1
ワタスゲの揺れて密めく湿原にまことしやかな私語わたり来る / 佃 佳子 /  道北のサロベツ原野での作品。200平方キロにも及ぶ広大な湿原に、ワタスゲの白い綿毛がふるふると揺れ、密【ひそ】めいている。まるで人間など存在しないかのように、植物同士でささやき合っている光景だ。自然界の「私語」は、人知の及ばない真実を語っているようでもあり、圧倒される。耳を謙虚に澄ます作者の姿が思われる。(2019年6月25日掲載) 2019/06/25

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