文人たちの俳句

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784776811077
  • NDC分類 911.36
  • Cコード C0092

内容説明

余技とはいえないほどの俳句を、小説家、詩人、歌人、俳優、科学者、政治家たちは詠んでいた。彼ら文人たちは、本業では表現できなかった自らの心の真実を、俳句の中で自在に詠んでいた。夏目漱石から松本幸四郎まで、多くの人が俳句を詠まざるを得なかった理由に迫った評論である。

目次

夏目漱石―菫程な小さき人に生れたし
寺田寅彦―天災は忘れた頃にやって来る
永井荷風―白魚に発句よみたき心かな
竹久夢二―恋はほのかにありぬべし
平塚らいてう―女性は実に太陽であった
初代・中村吉右衛門―弓も引くなり句も作る
久保田万太郎―いのちのはてのうすあかり
佐藤春夫―春愁に秋思に老を忘れたる
吉屋信子―老いてなほ夢多くして
宮沢賢治―あらゆる透明な幽霊の複合体
三好達治―柿うるる夜は夜もすがら水車
五所平之助―生きることは一と筋がよし
大久保橙青―今生にホ句浄土あり菊枕
松本清張―わが道は行方も知れず霧の中
檀一雄―モガリ笛いく夜もがらせ花ニ逢はん〔ほか〕

著者等紹介

坂口昌弘[サカグチマサヒロ]
平成15年第五回俳句界評論賞、平成22年第十二回加藤郁乎賞受賞。俳句界評論賞(第十五回)、山本健吉評論賞(第十六回~)、加藤郁乎記念賞(第一回~)、日本詩歌句協会大賞評論・随筆の部(第八回~)各選考委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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