内容説明
伝説の武具を巡る戦いで天涯孤独となってしまったジンネマン家の次男ボリス。そんなボリスを匿ったのは、アノマラードの有力貴族ベルノア伯爵だった。だがそれには、ある条件があった。来年の春に行われる剣の試合に勝ち、ベルノア伯爵の一人娘ロズニスの結婚を阻止するというものだ。試合までの間、剣の師となったのは、不思議な力をもつウォルナット。師の破天荒な教えは、ボリスの凍った心を少しずつ溶かしていくが、伝説の剣は、ボリスを裏切りに満ちた世界へと導いて―。
著者等紹介
ジョンミンヒ[ジョンミンヒ]
本名、全民熙。建国大学政治外交科を卒業し、韓国民族芸術人総連合の研究員を経て、1999年、400万というパソコン通信史上最高の照会数を達成した「歳月の石」を発表した。そして、次に発表した「ルーンの子供たち」シリーズは、オンラインゲーム「テイルズウェーバー」として開発され、大きな話題を呼んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふぃー
1
1巻を読んだのが随分前だったので話わかるか不安でしたがとても丁寧な作りで記憶がよみがえってきました。不幸続きのボリスくん……早く彼に本当の笑顔が訪れますように。2012/10/18
蘭
0
一巻読んだのは随分前だったので覚えるかどうか不安でしたが、全然大丈夫でした。政治にも触れられていて、ただのファンタジーでも無いのかなとも思います。ランジエの単独のシリーズがあったら読みたい位、いいキャラだと思う2014/08/11
damien
0
再読。ボリスくんはしっかり成長していくけど、まだ未熟で読んでいてハラハラする。ベルノア城での穏やかな日々から転落していく後半の展開は見もの。ウィンタラーの力についても少し謎がみえてきます。 第二部を読んでいると、この巻のランジエとの掛け合いがとても意味深長になりますね。名無しのキャラまでもデモニックとの繋がりがあるのがすごい。2014/06/10
カフェオレ
0
ベルノア伯爵の養子となったボリスは伯爵が呼んだ剣の師ウォルナットの元で剣を。立場的には下僕だがなんともいえない関係であるランジエからは本を薦められ知識を蓄えていく。そしてベルノア伯爵のボリスを養子にした理由をに感づいたボリスはランジエの助けもあり冬の剣を持ち伯爵の元から逃げ、また一人となる。 ウォルナットのボリスに対する愛情、ランジエとの不思議な関係などこの作者ならではっていう良さがありすごくいい! ボリスは成長したけどまだ幼い部分もあり、危なっかしい感じはあるがここかの成長が楽しみ!2013/07/18
益田 純
0
1は読んだので割愛。これは文庫版で、イラストも可愛く手に取りやすい仕様となっている。これほど夢中にするファンタジー小説を読んだのは始めて。まだ3巻以降は読んでいないが、最後まで買ってある。