内容説明
１８１０年ロンドン。内気で夢見がちなシャーロット・ウィルモントは、大伯母から指輪を相続する。ウォルブルック伯爵家の長男セバスチャンに片思いしているシャーロットが、「彼に愛される女性になりたい」と願うと、不思議な指輪はその願いを叶え…彼女は豪奢な部屋で裸の彼の隣りで目覚め、社交界の名士たちの欲望をそそる女性ロッティー・タウンゼンドになっていた。しかも、堅物のセバスチャンとはとても思えない言動や母の従妹フィネラの様子で、どうやら変わったのが自分だけではないことに気づく。ロッティーとしてセバスチャンと愛を交わすシャーロットだったが、胸中は複雑で…。ロマンティックでエロティック！エリザベス・ボイルのファンタジック・ヒストリカルロマンス登場。
著者等紹介
ボイル，エリザベス［ボイル，エリザベス］［Ｂｏｙｌｅ，Ｅｌｉｚａｂｅｔｈ］
１９９６年にデビューして以来、世界中のロマンス小説ファンに「ベージターナー」と評されている。Ｂｒａｚｅｎ Ａｎｇｅｌはアメリカロマンス作家協会（ＲＷＡ）が授与するＲＩＴＡ賞の１９９８年度ベストファーストブック賞に輝いている。夫とふたりの息子とともに暮らしている
大須賀典子［オオスガノリコ］
１９６９年神奈川県生まれ、香港育ち。雑誌編集者を経て英米文学翻訳者に（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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モルテン
6
「彼に愛される女性になりたい」オールドミスのヒロインが不思議な指輪に願うと、何故か彼女は娼婦に！？そして分別臭かったヒーローはすっかり放蕩者になっていたのでした……。／やっぱり私はこの作者様の、「奔放なヒロインに翻弄されっぱなしのヒーロー」が大好きなのです。というわけで、この物語の後半が楽しくて楽しくて。堅苦しかったヒーローが「おかしいぞ！？」と思う間もなくヒロインのペースに巻き込まれてしまう。ううう、後半をもっと読みたかった。あのね、この作者様のこういうテイストの物語をもっと翻訳してくださいませんか。2016/07/30
める
2
オールドミスのヒロインが不思議な指輪と謎の老婆に導かれ、二つの世界を織り交ぜながら彼女が真実の愛を手にするまでを描くファンタジーヒストリカル。中々面白い設定で、願いが叶ってもすんなりと上手く行かない不条理さが良く伝わってくる。ただロッティ版のセバスチャンは好きになれない。所々上から目線だし。ロックハースト伯爵の恋路と、ミルトンとクィンスの話が気になる！2013/11/03
MOMO
2
少々、シャーロットちゃんに都合よすぎーーーーな感じはせんではなかったけど、けっこう楽しく読めたのよ最初は、こんな嬢ちゃんがヒロインで大丈夫かぁ？と思ったけど、思いもよらぬ展開の中で、ロッティちゃんの奔放さと強さ、自信を身につけた彼女は、少々やりすぎ？と思うところもありはしたけどけど、いろんな人たちのいろんな面を引き出していき、最後は自分自身の努力で幸せをみます。・・が、気になったのはクィンスばあちゃんと、ミルトン君・・・何もんで、いったいどういう関係なんだか気になってしょうがない・・・・2010/02/27
こえん
2
自分の中に、実は自分が思ってもいなかった自分がいるかも…そんな気分になるお話だった。ヒロインのシャーロットと“ロッティー”の差には驚くしかなかったけど。ヒーローは放蕩者より堅物の方がこのお話の場合好きかも…あの家族の中でひとり堅物って確かに浮くけど。展開は終盤があまりにもヒロインに都合良く進むでその部分がな～という気がしなくもない、もう一波乱ほしかったなぁ。2009/12/18
ゆきわか
1
自分が、パラノーマルな作品が苦手なのがよくわかった。2013/03/19
