内容説明
“昭和維新”を唱え、ついに蜂起した青年将校。軍部と財閥の癒着に怒り、貧しい農村を憂い、新しい日本を目指した彼らの行動は当時の、現在の日本になにを残したのか?いまその真実が明かされる。
目次
第11章 維新なるか
第12章 義軍か賊軍か
第13章 陸軍大臣告辞
第14章 叛軍への道
第15章 自決か、決戦か
第16章 兵に告ぐ
第17章 烈士・安藤輝三
第18章 悲劇の終幕
著者等紹介
久保田千太郎[クボタセンタロウ]
脚本家。岡山県出身。日本脚本家連盟、日本放送作家協会会員。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。三島由紀夫が主催する「劇団NLT」演出部に所属。劇作を学びながら、NHKや民放の放送用台本を多数執筆する。三島由紀夫没後に独立。戯曲やテレビ用脚本、劇画の原作など、多くの分野での活躍をする
貝塚ひろし[カイズカヒロシ]
漫画家。千葉県出身。中学・高校の頃から漫画グループを作ったほどの漫画好き。1957年に『乞食と殿様』でデビューし、翌1958年には「おもしろブック」(集英社)にて『くりくり投手』を連載。『ミラクルA』『父の魂』や『怪物 王貞治』など数々のヒット作を発表する。1968年に「少年ジャンプ」創刊時の看板作家として、大人気を博する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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古古古古古米そっくりおじさん・寺
46
2/26事件漫画下巻。監修の石橋さんという方が、この当時新聞記者をしておられ、陸軍将校達と面識があったのがわかる。当時の陸軍は統制派と皇道派に分かれており、この皇道派がテロを起こした訳である。皇道派の青年将校達が頼りにしていた上官は頼りにならず保身的で、将校達が可哀相になってくるが、やはりそこはテロ。悪いのはこういう手段が正道だと思う事である。テロルというものにある種のロマンチックを抱く傾向が日本人にはある。しかしテロで世の中が良くなったためしがあっただろうか?。昭和天皇の怒りは当然である。だが、しかし。2019/01/26
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