内容説明
私は彼の魂の同行者だったのか。無数の出会いと別れの中を駆け抜けていく私。永遠に別れたはずの人の足跡に、私の行く道が、重なりあい、その先にはまた、新たな出会いが待っている。ひととして、医師として、私として、遊学先のドイツ、日々の臨床、そして日常の中で、過ぎていった邂逅と別れを通し、人生の意味を問う。
目次
祭りの後
カナリアンブラザー
異国
ゴミ収集者のピアニスト
家のない新聞屋たち
なにもそんなに胃袋のことで
蛍、降る
躓き石
眠れる師弟
ナニモシラナイ〔ほか〕
著者等紹介
恩沢義彦[オンザワヨシヒコ]
1969年北海道生まれ。精神科医。2006年、第1回木村治美エッセイ大賞月間審査員特別賞、ドクターズマガジン(メディカルプリンシパル社)エッセイ連載など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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