内容説明
露伴を「教典の和釈」へと挑ませたものは、己の罪を懺悔する心だった!これまで知られていなかった若き日の露伴の陰に光をあて、現代風にわかりやすく解説した露伴研究の第5作。付録(『般若心経』訳文)。
目次
第1章 作家の煩悶と書簡(作家露伴の横顔;作家露伴の天国 ほか)
第2章 手記(手記とは;懺悔の弁 ほか)
第3章 「義注の章」(原稿の行方;新版『摩訶般若波羅蜜多心経』)
第4章 心経第二義注の意義
第5章 家庭の一切空
付録 (『般若心経』訳文)
著者等紹介
大槻賢一[オオツキケンイチ]
1926年(大正15)2月仙台市生まれ。1955年(昭和30)3月早稲田大学第二文学部哲学専修卒業。1948年(昭和23)10月から35年間、労働事務官として東京都内公共職業安定所勤務。1983年(昭和58)1月から現在まで、社会保険労務士として開業・勤務に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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