内容説明
かれこれ１０年を超す月日の中で、度々ヨオロッパの石畳を踏み、さまざまな生の諸相に触れてきた「近い日の断章」―。それは幼少期の香港から、ずっと沁み込ませてきた「遠い日の原風景」の数々を、現地の中に確認することだった。
目次
１の部 遠い日の原風景（雲間の下、大地；真っ赤な制服；ヒズ・マスターズ・ヴォイス；谷間の白い墓標群 ほか）
２の部 近い日の断章（歩いた、見た、そして；お客様は神様か；町の音・東と西と；色に思う ほか）
著者等紹介
大谷忠行［オオタニタダユキ］
昭和４年（１９２９）東京に生まれ、以後父の転勤により、内地・外地に居を移す。２８年（１９５３）（旧）東北大学法学部卒業。日軽アルミニウム工業（株）（現・日本軽金属（株））退社後、４２年（１９６７）大谷物産（株）を設立、現在は既に引退
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