出版社内容情報
いつも通りの、ふつうの朝。魚を釣って、小鳥を追いかけ、ネズミを探して走りまわる。それが「ふつう」の毎日。そんなある日、小鳥や魚をかわいがるともだちを見てしまい…。前作『ひみつのたからもの』に登場したキジトラネコの視点でつむぐ、新たな物語。
【目次】
内容説明
夜空の星のように、みんなのひみつが輝きだす。ネコは魚を食べて、ねずみをおいかけ、小鳥をつかまえるもの。水にぬれるのもきらいだし、野菜なんか食べやしない。そう思っていたら、なんだかちがってた!?ネコむらのなかまたちのひみつを知って、おれはびっくり。だってみんな“おなじ”で“ふつう”だと思っていたのに…。知らない価値観と出会うとき―それは新しい世界のはじまりになる。
著者等紹介
豊福まきこ[トヨフクマキコ]
東京都出身。武蔵野美術大学卒業。広告代理店でグラフィックデザイナーとして勤務したのち、イラストレーターに転向。現在は絵本を中心に児童書関連で広く活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
132
豊福 まきこ、5作目です。「普通は何か」を問う絵本、猫の世界も多様性の時代なのかにゃあ(=^・^=) https://x.com/bl_shuppan_PR/status/1980816612958916820 【読メ😻猫部】2025/11/01
ゆっき
28
ネコだけが住むネコのむら。可愛らしいネコがいっぱい。「それってへんだよ!」ネコなのにビックリすることがたくさん。ふつうってなんだろうを考えさせられる絵本でした。2025/11/12
momogaga
21
【大人こそ絵本】多様性とは?お話しの内容が回答になっています。2025/11/07
みさどん
16
猫なのに魚を育てるというこの猫、知っている。続編だね。普通じゃないとからかう側の猫が、みんなからおかしいとされる、そんな多様性が認められてきた猫社会。いいじゃないの。多様性があってもいじわるされない、仲間外しがない社会、それって大事。人間社会もそうなってほしい。2025/11/26
あさみ
11
「ひみつのたからもの」の続編。「ねこだから、ふつうは…」という“当たり前”を色んな個性があって、好きなものはそれぞれ違うことを教えてくれる素敵な絵本。みんなが理解出来なくてちょっと悲しくなってしまったけど、そのままにしないで誘ってくれた仲間たち。新しい発見になって受け入れてく。優しく多様性を教えてくれます。2025/12/01




