出版社内容情報
柿が大好きなケンちゃんは、実が赤くなるのを待っています。おじいちゃんやおばあちゃんから、実の取り方や、柿がどんなに体にいいかを教えてもらい、楽しみするケンちゃん。なのに、カラスに先に食べられてしまい…。
世界の子どもたちを描いてきた作者が、日本の子どもを描きました。縄文時代から食べられていたという柿をテーマに、日本の原風景が語られています。暮らしの中にある素朴なものや知恵を大切にしてきた作者ならではの作品です。
内容説明
おおきくて、あまくて、おいしいカキ。ケンちゃんは、カキがだいすきです。はやく赤くならないかなあ。日本人が昔から親しんできたカキが、おじいちゃんやおばあちゃんの知恵とともに、子どもたちにも愛されるようすを描いています。
著者等紹介
市川里美[イチカワサトミ]
岐阜県大垣市生まれ。1971年、旅行で訪れたパリにそのまま移住。その後独学で絵を学ぶ。こどもの世界をあたたかく、生き生きと描き、世界で出版された絵本は80冊を超える。『春のうたがきこえる』(偕成社)で講談社出版文化賞絵本賞、『はしって!アレン』(偕成社)で第28回サンケイ児童出版文化賞美術賞など、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イケメンつんちゃ
32
とらや 御題羊羹 夢さやか 脱税王に俺はなる! ことはなく無事クリア コーヒーにアムロの上司 ぴったしカンカン ほじくったバナナを 柔らかいパンの上に置いて 置きっぱなしで立ち去ったやつ こちらがカンカン 絵本は裏切らない 季節はずれの 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺 棚にはレバニラ炒め おじいちゃんのいる農村 暑かった夏も終わり 季節は秋 広島は安芸 吉本新喜劇はアキ ギリギリでいつも生きていたいから あーあ疲れる カラスと空き巣に注意しながら 風は秋色 石田三成ですら拒絶する ほのぼのカルピス 天皇誕生日2025/02/26
anne@灯れ松明の火
22
新着棚で。市川さんは、夫と同じ大垣市の出身。以前、同市図書館で原画展を観たことがあるし、講演会にも参加したことがある。旅に行ったフランスで、そのまま居着いてしまったという大胆さに驚いたものだ。世界を旅して、子どもたちを描いてきた市川さんが、日本の子ども・ケンちゃんを描いている。岐阜には柿の木が沢山あるから、思い出深いのだろう。付属のエッセイに、好きな果物は柿とあり、納得♪ 独学で絵を学んだというのも驚きのひとつだったが、この作品も、余白を生かした水彩画が美しい。2024/11/07
Cinejazz
14
〝秋は、ケンちゃんの大好きな季節。柿が大好きなケンちゃんは、実が赤くなるのを待っている・・・。 お爺ちゃんやお婆ちゃんから、柿の実の取り方や、“柿が赤くなると、お医者は青くなる”という例えで、柿がどんなに体にいいかを教えてもらって、実が熟すのを楽しみに待っている。なのに、カラスに先取りされてしまい…〟柿をテーマに、素朴な日本の原風景や暮らしの知恵を描いた<市川里美>さんの絵本。2025/04/10
あさみ
12
ケンちゃんは柿が大好き。甘くなったからと、友達を連れてきたらカラスも友達連れて先に食べちゃった!そこでおばあちゃんが教えてくれたのは…?どうして柿の絵本は干し柿だけなんでしょう…まぁ渋抜きする作業は地味ですが。次男はまだ焼酎での渋抜きがイマイチ分からないので、来年はおばあちゃんの渋抜き作業を見せよう。2024/11/19
ヒラP@ehon.gohon
11
C事業所で読み聞かせしました。2024/11/26