出版社内容情報
働き者で心優しい門太は、とびきり美しい女の人を女房にしますが、女房がちゃんと家にいてくれるか心配で、畑仕事が手につきません。そこで女房の絵姿を畑に持っていくことにしたのですが、ある日、絵は風に飛ばされて、お城の木に引っ掛かります。絵を見た殿様は、女房のあまりの美しさに心を奪われ、むりやりお城に連れてこさせます。けれど女房は、にこりともしません。お城の者が困り果てた時、女房を笑顔にしたのは、聞こえてきた柴栗売りの声でした。そして……。
純朴な青年が、殿様から女房を取り戻すという、人々に愛され続ける爽快な民話。今江祥智のテンポのいい文章と赤羽末吉の躍動的な構図の絵が絶妙にマッチした名作絵本を復刊。
内容説明
おら、ゆうがおの花みてえなにょうぼうをもろうたぞ!人々に愛され続ける痛快な民話。待望の復刊。
著者等紹介
今江祥智[イマエヨシトモ]
1932‐2015。1932年、大阪に生まれる。同志社大学文学部英文科卒業。編集者を経て、絵本、童話、小説、エッセイ、評論、翻訳など多岐にわたって活躍。1974年『ぼんぼん』(理論社)で日本児童文学者協会賞、1977年『兄貴』(理論社)で野間児童文芸賞、1996年『でんでんだいこいのち』(絵/片山健 童心社)で小学館児童出版文化賞、2005年『いろはにほへと』(絵/長谷川義史 BL出版)で日本絵本賞、2008年エクソンモービル児童文化賞を受賞
赤羽末吉[アカバスエキチ]
1910‐1990。1910年、東京に生まれる。1959年日本童画会展で茂田井武賞受賞。1965年『ももたろう』(福音館書店)、『白いりゅう黒いりゅう』(岩波書店)でサンケイ児童出版文化賞、1968年『スーホの白い馬』(福音館書店)でサンケイ児童出版文化賞、アメリカ・ブルックリン美術館絵本賞、1973年『源平絵巻物語・衣川館の巻』で講談社出版文化賞、1975年『ほうまんの池のカッパ』(銀河社)で小学館絵画賞、1980年国際アンデルセン賞・画家賞を受賞。他受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yomineko@ヴィタリにゃん
ヒラP@ehon.gohon
退院した雨巫女。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
あおい