出版社内容情報
アグラ山の向こう側に、新しい病院が出来ました。
のどの調子が悪いキダマッチ先生は、受診がてら新しい病院に偵察に出かけてゆきます。
待合室は、なんだか見知った顔ばかり。
ロボットの問診のあと、さんざん待たされ、呼ばれた診察室にはオコジョの院長が…。
キダマッチ先生にライバル出現です!
内容説明
ちっとも患者が来ないと思ったら、どうやら新しくできた病院のせいみたい。のどもいたいし、診察ついでにていさつに出かけたキダマッチ先生ですが、病院に入ると…。
著者等紹介
今井恭子[イマイキョウコ]
広島県生まれ。日本文藝家協会会員。日本児童文学者協会会員。児童文学作家。作品に『歩きだす夏』『ぼくのプールサイド』(学研)、『前奏曲は荒れもよう』『切り株ものがたり』(福音館書店)、『丸天井の下のワーオ!』『こんぴら狗』『縄文の狼』(くもん出版)、『ギフト、ぼくの場合』『鬼ばばの島』(小学館)など。『こんぴら狗』では第58回日本児童文学者協会賞、第65回産経児童出版文化賞産経新聞社賞、第67回小学館児童出版文化賞を受賞。「キダマッチ先生!」は初めての絵本シリーズ
岡本順[オカモトジュン]
愛知県生まれ。18歳で漫画家としてデビュー。現在は主に絵本作家、イラストレーターとして活躍。絵本『きつね、きつね、きつねがとおる』(ポプラ社)で第17回日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
67
児童書。キダマッチ先生の病院に、商売敵登場。アグラ山の向こうにオコジョ病院ができたせいでキダマッチ先生は暇になった。時間ができたので大好きな歌を一日中歌っていたら、声がでなくなった。いい機会だと、キダマッチ先生は変装してオコジョ病院に行く。驚いたことに、問診ロボットがでてきて2時間も待たされた。オコジョ先生は喉をみることもなく、てきとうな薬をだして診察終了。キダマッチ先生は怒りまくる。案の定、オコジョ先生で診察をうけた野ウサギのおばあさんが困った顔で訪ねてきた▽続きます。キダマッチ先生は名医2023/06/02
わむう
22
シリーズ7作目。最近、閑古鳥が鳴いているキダマッチ先生の診療所。山の向こうに新しいオコジョが経営する病院ができたことが原因らしい。暇なので、朝から晩まで歌っているとのどが痛み声が出なくなりました。偵察を兼ねてオコジョ病院に行ってみると受付にはモデルのような猫、問診ロボット、常連だった患者たちの姿、触診もせず薬を出すだけのオコジョ先生がいました。オコジョ病院で見かけたウサギがセカンドオピニオンに来て、翌日の同じような患者が来ることを予想して早めにベッドに入るキダマッチ先生でした。2023/06/03
りらこ
22
キダマッチ先生シリーズ最新刊。今回もひょうひょうとしたキダマッチ先生。ライバルあらわる!しかも美人なオコジョのお医者さん。新しいし、色々な要因だろうね、患者さんがごっそりそっちに流れてしまうあたり、人の心を描きだしている、いやみんな人じゃないけどね。キダマッチ先生、自分の喉の不調(歌い過ぎ)を理由に敵情視察。変装してまで笑そして知る…子供向けですがなかなか皮肉たっぷり。2023/02/03
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
まさかの問診ロボット登場!それにしてもライバルのオコジョ病院はとんだヤ○です(一応ふせてみます 笑)楽しみにしているキダマッチ先生シリーズ、ラストは「うんうんそうだよね」と共感しちゃいました。2023/03/18
海(カイ)
8
【図書館】新しくできたオコジョ病院。歌い過ぎて声が出なくなったキダマッチ先生は、偵察がてらその病院に行ってみることに…。ヤブ医者だったね。なんだかんだ言ってもキダマッチ先生は名医なんだ。2023/05/22