けんちゃんのもみの木

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  • サイズ A4判/ページ数 32p/高さ 24X28cm
  • 商品コード 9784776409762
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

出版社内容情報

あの日 たくさんの星が山に降った。

1985年8月12日、群馬県御巣鷹山に日航ジャンボ機が墜落、520人が亡くなる史上最大の航空機事故となった。
事故で9歳の息子を亡くし、心が迷子になってしまったお母さんは、焼けただれた山の斜面にもみの木を植え、くる年もくる年も、息子に会いに山に登り続けた。
もみの木は、悲しみを聞き、悲しみに寄りそい、35年で空にとどくような高さになった…。
空の安全を願い、ひたむきにいのちと向き合いつづけた母の軌跡を、いせひでこが精魂込めて描く。

著者略歴
著・文・その他:美谷島 邦子

美谷島邦子:1947年生まれ。1985年8月12日、520人が犠牲となった日航ジャンボ機御巣鷹山墜落事故で次男健ちゃんを亡くす。遺族の会「8.12 連絡会」事務局長。精神保健福祉士。精神障がい者の支援施設を運営、理事長をつとめる。
国土交通省の公共交通事故被害者等支援懇談会の委員を務めているほか、事故調査制度のあり方検討会委員(消費者庁)、大川小学校事故検証委員会委員(文部科学省)なども務めてきた。非営利の一般社団法人「いのちを織る会」を運営し、学校や企業、官公署等に、安全といのちをテーマに講演活動をおこない、事故の再発防止といのちの大切さを伝えている。
著書に、事故後25 年の遺族の歩みをつづった『御巣鷹山と生きる』(新潮社)、絵本『いつまでもいっしょだよ』(扶桑社)、詩集『白い鯉のぼり』(花神社)などがある。

イラスト:いせ ひでこ

いせひでこ:画家・絵本作家。1949年北海道生まれ。東京藝術大学卒業。
『マキちゃんの絵日記』で野間児童文芸新人賞、『水仙月の四日』で産経児童出版文化賞美術賞、『ルリユールおじさん』で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。
おもな絵本に『まつり』『大きな木のような人』(講談社)、『1000の風1000のチェロ』『にいさん』『チェロの木』(偕成社)、『あの路』(文・山本けんぞう)『わたしの木こころの木』(平凡社)などのほか、詩人長田弘との絵本『最初の質問』『幼い子は微笑む』(講談社)、エッセイ『旅する絵描き パリからの手紙』『七つめの絵の具』(平凡社)など。作品はフランスなど海外でも翻訳出版されている。
自らおすだか慰霊登山を続け、親交の深かった美谷島氏と「いのちと祈り」の絵本を実現させた。『おさびし山のさくらの木』(BL出版)に続くいのちの物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

101
ページを開ける前から大好きな、いせさんの絵が目に浮かんできます。透明な、やわらかい、やさしい、美しい…青色の筆遣いが。あれ…ページを開けて行くと、青は青でも重く、沈んだ、青に、心に沈んで行く黄緑色の葉の色が…目に飛び込んできます。これは、と思い読んで行くと、あ、あぁ~あの御巣鷹の、あれは36年前、私が34の時、日航機の消息が分からず不安を抱えていました。帰って来てテレビを見たら悲惨な光景が次から次に飛び込んできます。あの時ヘリに吊るされて一人の少女が助かりました、あの子は今どうしているのか…?🌿続く→2021/08/29

☆よいこ

96
絵本。幼くして亡くなった幼い命を思い、山を登る。焼け焦げた木から新しい命が芽吹く。「悲しくなったら泣いていい、ひとりでかかえこまなくていい、立ちどまっていい」いのちの明かりは未来につながっていく▽いせひでこさんの絵がとても美しい。1985年8月12日520人が犠牲となった日航ジャンボ機御巣鷹山(おすたかやま)墜落事故で9歳の息子を亡くされた著者の思いがあふれる本。事故から35年たつが、現代でも災害や病や事故で理不尽に亡くなる命に悲しみを重ねる。2021/09/14

とよぽん

59
「あの日 たくさんの星が おすたか山にふった」・・・痛ましい航空事故。遺族の方の著書や講演も数ある中、美谷島邦子さんの文、いせひでこさんの絵による『ケンちゃんのもみの木』はまた悲しみを新たにすると同時に、歳月のもたらすものの大きさも感じさせる。お父さんとお母さんが植えたもみの木は少しずつ大きく太くなり、長い年月で空にとどくような高さになった。9歳のけんちゃん・・・大切なものは、なくならない。2020/12/04

明るい表通りで🎶

50
御巣鷹山に眠る520人の命。9歳で亡くなったけんちゃん。父親が植えたもみの木🎄 もみの木は、悲しみをききながら、幹は少しずつ 太くなり 悲しみによりそって、根は強く 土の中をすすんだ。もみの木は、たくさんのなみだをうけとめて、空にとどくような高さになった。クリスマスイブの日。御巣鷹山のもみの木🎄に 520のいのちがともる。もみの木は いのちをつなげていく………。合掌。2025/07/15

明るい表通りで🎶

40
「あの日 たくさんの星が おすたか山にふった」「おすたか山のもみの木に 520のいのちがともる」「もみの木は いのちをつなげていく………」。御巣鷹山は、さまざまな悲しみをかかえた人たちが集う山となった。たくさんの人の祈りを包む、やさしい山。合掌。2025/05/26

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