内容説明
アグラ山の病院をお休みし、町へとやってきたキダマッチ先生。ようやく、おくさんのすむアパートにたどりつきましたが、そこにも患者がきて…。
著者等紹介
今井恭子[イマイキョウコ]
広島県生まれ。日本児童文藝家協会会員。日本児童文学者協会会員。児童文学作家。『こんぴら狗』では第58回日本児童文学者協会賞、第65回産経児童出版文化賞産経新聞社賞、第67回小学館児童出版文化賞を受賞
岡本順[オカモトジュン]
愛知県生まれ。18歳で漫画家としてデビュー。現在は主に絵本作家、イラストレーターとして活躍。絵本『きつね、きつね、きつねがとおる』(ポプラ社)で第17回日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
61
とうとう我慢しきれずに奥さんの住んでいる町のアパートに乗り込んでいくキダマッチ先生。ところが奥さんは、町で患者を診ればいいという。奇抜な発想で患者を治療していくキダマッチ先生は超一流だけれども、ちゃっかり奥さんが高額な診察代をもらっているのに苦笑。▽オトナ向き絵本だよね。2020/09/03
わむう
24
カエルが主役の絵本なのに、相変わらず人間くさい内容です。田舎が嫌で都会に出て行ってしまった奥さんの様子を見るためにやってきたマンションで、強引に友達の診察をさせられます。診察代はもちろんすべて奥さんの懐へ。知人は「奥さんのキャミソールのひもがページによって、ずれたり上がったりしているのが面白い」とツボにはまっていました。続きが出るのを楽しみにしています。2020/04/22
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
ほんわか・かめさんのレビューで知った、キダマッチ先生!の第4巻。とうとう幻の(笑)おくさん登場\(^o^)/ 突然の先生の訪問に、おくさんは驚くのは仕方ないけど、お金って…。先生も何しにきたのかしら?お友だちの診察させられて、その診療代はおくさんのものね!いつか同居するのかしら~絵本なのにそんな期待(笑)2020/08/10
ケニオミ
11
新刊が出れば必ず読む絵本です。キダマッチ先生の奥さんは都会に出て行って帰ってきません。今回は、その奥さんに会いにキダマッチ先生が都会に行く話です。絵本だから、いい男ができて・・・という展開はないとは思っていましたが、その理由が知りたくて手にしました。キダマッチ先生と奥さん、ちょっと性格が違うなあ。それが原因で別居?いまいち理由が分かりませんでした。2020/02/29
遠い日
7
シリーズ4。アグラ山の病院を休診にして、町にやってきたキダマッチ先生。しっかり者の奥さんは、さっさと知人の患者さんを呼び込んで、ちゃっかり一儲け。アグラ山での先生の診療代を思えば、暴利ともいうべき治療代をせしめる。そして、それを先生には渡さなかったなぁ。どうするんだろう、これから。奥さんを置いて山に帰って来ちゃったよ。2021/03/17