内容説明
きょうはちいさなカニカニがはじめてうみへいくひ。「わーい!」どんどんすすんで「ぼくはどこへだっていけるんだ」とげんきいっぱい。ところが、うみにつくと…。カニカニたちのだいぼうけん。どんなせかいがまってるのかな。
著者等紹介
ホートン,クリス[ホートン,クリス] [Haughton,Chris]
アイルランド、ダブリン生まれ。絵本作家であり、デザイナー、イラストレーター。絵本のデビュー作となる『ちょっとだけまいご』は、2011年にアイルランドを代表する児童書に贈られるビスト最優秀図書賞とともに、新人作家を対象とするエイリース・ディロン賞を同時受賞。作品は27の言語に翻訳され、世界7か国で賞を受賞している。また『しーっ!ひみつのさくせん』でエズラ・ジャック・キーツ賞受賞
木坂涼[キサカリョウ]
詩人、絵本作家。『どうするジョージ!』で第62回産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くぅ
33
面白かった。なんでも初めてのことって恐る恐るだよね。ドキドキを悟られないように冷静を装う小さいカニカニが可愛かった。息子は度々波がかかるのが楽しかったみたい。あと海の中の世界には小さいカニカニと同じくらい興奮。(4歳1ヶ月)2021/06/25
anne@灯れ松明の火
27
「夢眠書店の絵本棚」ご紹介。ちいさなカニカニと おおきなカニカニは一緒に暮らしている(親子、兄弟、友達、といった説明はない)初めて海へ行くことになった、ちいさなカニカニ。ワクワクしていたのに、いざ海を目の前にすると……。初めて何かをする時のドキドキ感、不安感、それを乗り越えた時の気持ちが、シンプルでデザイン的な絵で、表現されている。「夢眠書店の絵本棚」に、大人にもいい、とあったので、りんどうの会で読もうかなと練習しをし始めたが、大判のため、片手で持つのが重くて、諦めた(笑) 訳は木坂涼さん。2023/07/13
メープル
18
ちいさなカニカニは、はじめてのうみ。はじめての体験にドキドキなちいさなカニカニ。親子のカニではなくて、大きなカニとちいさなカニという所に息子はひかれていた。そして、何故か、息子が爆笑。娘はなんとなく繰り返し等は楽しんでましたが、ちいさなカニカニの「おもうに…」のくだりの意味をあまり理解してない様子でした。2022/09/27
mntmt
17
色合いがとてもとても綺麗。2019/08/22
みさどん
16
大きいカニと海へ行った小さいカニ。二人でこらえれば大丈夫と、波にもまれないようにふんばる。大きい大きい波がくると耐えられず、とうとう海の底へ。ところがそこは天国のよう。何事も踏み出してみなければわからないってことか、いい思いがたくさんできる。友情と経験が、ほんのり描かれる。単純な色使いがわかりやすい。2024/10/30