内容説明
みなさんは、介助犬を知っていますか?介助犬は、手や足が不自由な人のお手伝いをする犬です。この物語は、両足をうしなったジェシカと介助犬レスキューの、本当のお話です。
著者等紹介
マグーン,スコット[マグーン,スコット] [Magoon,Scott]
2003年から、子どものための本の執筆やイラストレーション、デザインに携わる。マサチューセッツ州レディング在住
よしいかずみ[ヨシイカズミ]
青山学院大学文学部英米文学科卒業。やまねこ翻訳クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ🍀
185
ボストンマラソン爆破事件をきっかけに描かれた絵本。今までできたことが突然できなくなる。底知れぬ悲しさのなかで思うようにいかないリハビリを続ける辛さ。この先どうしたらいいの。歩くことが難しくなったジェシカと、盲導犬を目指して介助犬として支えていくことになったレスキューの友情物語。互いに不安を抱えながら、互いに希望を抱きながら、ふたつはひとつになって常に寄り添い、素敵な関係を構築しながら見守り助け合っていく。楽しむことの大切さを思い出し微笑みが戻っていく姿に心打たれる。一緒に眠ってどんな夢を見ているのだろう。2023/01/25
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
47
2013年のボストンマラソン爆破事件で両足を失った著者のジェシカ・ケンスキーさんの実話。盲導犬として生まれたが、むいていないと介助犬となったレスキュー。お互い必要な存在で生きる力となり、希望を持てるようになったのはとても感動しました。このボストンマラソン爆破事件では著者の夫も巻き込まれ、夫も義足になったよう。こんな事件がある事に心が痛む。2019/11/26
たまきら
27
実話を脚色した絵本です。盲導犬訓練ではおちこぼれだった犬と、事故で足を失くし希望も失いかけた少女が出会い、希望を持つという展開が素敵でした。娘さん大感動(ノンフィクション大好き)。オカンは巻末でジェシカは本当は大人で、ボストンマラソンのテロで足を失ったと知り感動。あきらめないで立ち上がり続ける人たちの姿は美しいなあ!2019/06/05
どあら
22
図書館で借りて読了。レスキューとジェシカは、お互いがなくてはならない存在に‼️ 本当にあったお話に感動します。2019/05/17
みさどん
17
子どもには犬の気持ちさえ書いてあるこんな絵本もいいのかもしれない。補助訓練する犬と、歩行訓練するジェシカ。彼女は両足とも失ってしまうなんて!しかも心無い爆破事件で。犬が仕事ができる年月って短いけれど、幸せなままで閉じてあるのがホッとした。2019/07/13