内容説明
ぼくのなまえはマイマイ。南たいへいようにうかぶちいさな島にすんでいます。あるひ、ルーシーとママがりょこうにやってきました。ルーシーは、タブレットでさかなをみているけど、ぼくは、ほんもののさかなをみせてあげたくて…
著者等紹介
市川里美[イチカワサトミ]
岐阜県大垣市生まれ。1971年、旅行で訪れたパリにそのまま移住。その後独学で絵を学ぶ。世界で出版された絵本は70冊を超える。『春のうたがきこえる』(偕成社)で講談社出版文化賞絵本賞、『はしって!アレン』(偕成社)で第28回サンケイ児童文化賞美術賞など、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しろくま
15
著者は世界各地を旅し、その土地の暮らしや子どもたちを題材にした絵本を多数出版しているのですね。初めて読みました。ニューカレドニアの島でしょうか!?マイマイの大好きな島の様子が存分に伝わってきます。海がキレイだな。食べ物も美味しそう。著者の作品を他にも読んでみたくなりました。2018/10/30
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
『じゃがいもアイスクリーム?』 https://bookmeter.com/books/4027791 で市川さんは外国に住まわれているのかな?と思っていたら、世界中を旅しているんですね。(パリ在住)南の島に住む男の子マイマイは、遊びに来た女の子ルーシーに、南の島の楽しさを知ってもらおうと張り切ります。マイマイの歓迎の気持ちは自分の住む世界が好きだからこそですね!2022/06/01
遠い日
14
市川さん、ニューカレドニアの島を取材されたのでしょう。いっそのこと、これまでの世界のあちこちを舞台にした作品と合わせて、世界各地のシリーズで、どんどん出してくださったらいいのに。ニューカレドニアの小さな島の、美しい海、魚、外国から来たルーシーに一生懸命自分の島の美しさを伝えようとする少年マイマイが、いじらしくてしかたない。2018/09/23
ヒラP@ehon.gohon
12
市川里美さんが、実際に目にした風景を基にした絵本だと思います。 南太平洋に浮かぶ小島の大自然、清んだ海、きれいなさかなたちが生き生きとしていてとても気持ちの良い絵本です。 島民のマイマイと旅行者のルーシーのやり取り、振る舞われるご馳走、なんだか自分も島に行ったような気分にしてくれました。 こんな島でもタブレットが開けるところが、現代を表しています。2018/09/29
紅生姜
8
市川里美さんは、ほんといろいろな国を舞台にした絵本を描くなと思う。どれもこれも、その国に行ったかのような気持ちになれる。きっと絵が素晴らしいからだ。自分の住んでいる島を誇らしく思うマイマイが、愛おしく描かれていてかわいらしい。2018/08/01