内容説明
顔も、せたけも、名前もおなじ、でも、それぞれがちがうわざをもつ七人兄弟。ある日、王さまに命じられはるかかなたのブヤーン島にいるうつくしいエレーナ姫をたずねることに…。
著者等紹介
田中友子[タナカトモコ]
1971年、京都府生まれ。京都芸術短期大学、モスクワ国立映画大学を卒業。ロシア児童文学・文化研究誌「カスチョール」の編集に携わりながら、ロシア絵本の紹介につとめる
大畑いくの[オオハタイクノ]
1973年、神奈川県生まれ。アメリカのウェスタンワイオミングコミュニティカレッジにて油絵を学ぶ。絵本や挿絵、個展での絵画制作を中心に活動。『しげるのかあちゃん』(岩崎書店)で日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
33
そっくりな7人兄弟、名前は全員「シメオン」だけど、それぞれ特技がある。1シメオンは天まで届く鉄の柱をたてる。2シメオンは柱に登って四方を見渡す千里眼。3シメオンは船を作り大海原を航海する。4シメオンは弓の名人。5シメオンは星占い師で夜空の星を残らず数える。6シメオンは一日で畑を耕し麦を刈り取る農夫。7シメオン[末っ子]は歌って踊る音楽家。王様はシメオン達を気に入るが、司令官は末っ子を役立たずだと言う。末っ子は怒って司令官をやり込める。王様に命令され、海の向こうのお姫様を連れてくることになったシメオン達。2018/07/13
クリママ
32
ロシアの昔話。顔も背丈も名前も同じ七人の兄弟。それぞれに素敵な特技がある。悪者の司令官、ちょっと足りない王様。お決まりの展開だが、七人のシメオンの荒唐無稽な活躍が楽しい。2019/08/31
アキ
32
ロシアのむかしばなし。それぞれ特技をもつ7人兄弟が王さまに言われて、意地悪な司令官の目をかいくぐって、プーヤン島にいるエレーナ姫を連れて帰ってくるお話し。やっぱり寒いところだしみんなで力を合わさないとね。著者の田中友子さんはモスクワ国立映画大学を卒業だって。どんな大学なんだろ。「戦艦ポチョムキン」とか見てたのかな?2019/02/05
鴨ミール
24
名前も同じだが、顔も背丈もそっくりな七人の兄弟の話。絵がきれい。 ロシアの昔話。2025/06/01
そら
24
兄弟がそれぞれ能力を持っている話。面白いので読み聞かせの候補に。2018/08/15
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