内容説明
幻の映画や新作劇の上演、傑作コントの創作、多彩な講演者の登場と、毎年、新機軸を開拓してきた“憲法フェスティバル”。その20年の歩みは、人々の良識が、憲法の理想と深く結びついていることを如実に示している。憲法改正が声高にさけばれているが、“憲法フェスティバル”の足跡は、未完のプロジェクト日本国憲法のかぎりない可能性を物語っているだろう。
目次
1 憲法フェスティバルの誕生―一九八七年・憲法施行四〇周年を記念して(憲法理念が侵害されている―一九八〇年代後半;憲法フェスティバルの出発 ほか)
2 憲法フェスティバル二〇年の軌跡―第一回(一九八七年)~第二〇回(二〇〇六年)(第一回(一九八七年)
第二回(一九八八年) ほか)
3 “憲法フェスティバル”って何だ?―二〇年をふりかえって(憲法フェスティバルのめざしたもの;憲法派とフェスティバル派のジレンマ? ほか)
4 “憲フェス実行委員”って何だ?―憲法フェスティバルと私(何のご縁か実行委員(平出吉茂)
実行委員会に恐るおそる出てみたら(高岡久子) ほか)
5 憲法フェスティバルへのエール(防波堤(ジェームス三木)
先駆的な文化企画の更なる発展を!(横井久美子) ほか)