内容説明
いつも、かいぬしをこまらせてばかりいる、やっかいないぬ、マイルズ。マイルズが一番すきなのは、くるまにのってでかけること!そこで、となりにすむハディさんが、つくってくれたのは…のびやかでユーモラスな、バーニンガムの世界がひろがります。
著者等紹介
バーニンガム,ジョン[バーニンガム,ジョン] [Burningham,John]
1936年イギリス、サリー州生まれ。ロンドンの中央美術工芸学校を卒業し、はじめての絵本『ボルカ―はねなしガチョウのぼうけん』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞、その後『ガンピーさんのふなあそび』(ともにほるぷ出版)で再度受賞をはたす
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年東京生まれ。詩人。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を出版。以来多くの詩作やエッセイ、脚本、絵本などで幅広く活躍。1975年『マザー・グースのうた』(草思社)で日本翻訳文化賞受賞、ほか受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sui
28
バーニンガムの魅力いっぱいの絵本。変わり者の犬マイルズと、ぼくの物語。楽しいけど、少しだけ切ない余韻が残るのはどうしてなのかな。短い少年時代と、もっと短い犬のやんちゃな時期が重なったその時が、あまりに輝いていて、楽しかったからかも知れない。お利口さんになったマイルズより、以前の偏屈なマイルズの方が可愛いと思わせてしまう画力はさすが。・・・そして、少し淋しい気持ちになった読者を笑顔にしてくれるラストに、バーニンガムさんの優しさを感じる。マイルズは実物も可愛い!2016/12/15
anne@灯れ松明の火
24
遠い方の新着棚で。やっかいな犬マイルズは、車でお出かけが好き。でも、アリスは面倒になってきた。そこで隣のハディさんが提案した解決策がスゴイ! その後のノーマンとマイルズのドライブ風景が素晴らしい! そして、最後のオチにクスッ♪2017/01/22
gtn
20
犬も好きなように生きたいだけ。それを馬鹿犬呼ばわりするのは人間の尺度。ただ、稀に犬と人間の波長が合うときがある。2021/02/13
ツキノ
18
2016年8月発行。やっかいな犬マイルズ。アリス・トラッジとノーマンに飼われている。マイルズが好きなのは車に乗って丘の上野カフェに行くこと。みんなに「なんてかわいい犬なんだ」と言われてご満悦。隣に住んでいる(じつに博士っぽい)曰く「おたくの犬にはマイカーが必要ですな」。マイルズの車が出来上がり、何度も練習して運転がうまくなり、素直な犬に大変身。あぁ、うちの犬が運転する車に乗ってみたい。最新作「パイロット マイルズ」を予約待ちしていて一緒に読みたかったのだけれど返却期限が来てしまった。(E261)2021/10/25
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
18
『えほん・絵本・134冊』 https://bookmeter.com/books/14973087 で紹介されていた本。 自分の思うままにしか動かない犬、マイルズ。飼い主のアリスは散歩嫌いだけど、ドライブ好きなマイルズのために隣の人から車を借りる。と、いつの間にかマイルズが運転手で、アリスを学校に送迎(笑)2021/02/22